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5年前、再婚相手の当時13歳だった娘を強姦した罪などに問われた45歳の男の公判が5日富山地方裁判所で開かれ、検察側は懲役9年を求刑しました。
強姦や傷害の罪に問われているのは大阪府に住む45歳の無職の男です。
起訴状などによりますと被告の男は、富山市内のアパートに住んでいた平成16年2月ごろ、再婚相手の女性に対して殴るなどの暴行を加えて全治2週間のけがをさせたほか、当時13歳だった女性の長女を富山市内のホテルで強姦したとされています。
先月の初公判で男は起訴事実を認めています。
5日の公判では、当時、実の父親に保護されていた長女を、乱暴する目的で再婚相手の女性に呼び出させ、ホテルに連れ込んだうえ、女性の目の前で強姦したことなどが明らかにされました。
検察側は「女性や娘の恐怖心につけこみ抵抗できない状態にした残虐で卑劣極まりない犯行だ」として懲役9年を求刑しました。
判決は来月3日に言い渡されます。
被告の男は、犯行後、女性が警察に相談したため行方をくらませ、犯行から4年以上たった去年10月、大阪府で警察に逮捕されました。
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