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元アイドルたちの哀切漂う痛々しい晩年
4日、渋谷の代々幡斎場でフォーリーブスの青山孝史(享年57)の葬儀が行われるが、それにしても壮絶ながん死だった。
雑誌カメラマンがこんなふうに振り返る。
「去年の夏ごろに彼を撮るチャンスがあったんですが、一瞬シャッターを切るのを忘れるほど形相が変わっていた。やせ衰えて、深く刻み込んだシワが顔を変形させていたという感じだった。一見して普通の病気ではないなと思った」
このころにはすでに末期の肝臓がんに侵されていた青山。病魔はさらに深く進行して、秋には立っているのもつらい状態になっていた。それからの青山の闘病とステージにかける執念がすさまじい。病院を抜け出しフォーリーブスの全国ツアーに参加。2時間のコンサートにやっと30分だけ加わり、踊るどころか声を出す体力もないため口パクでこなしていたという。
「ひと言でいえばステージへの執念ということになるんでしょうが、別の見方をすると元アイドルの晩年の哀切さが伝わってくる。若いころに頂点を極めた人間が、その後不遇に見舞われ晩年を迎えると、こんな悲惨な状況が待っているということを改めて痛感した」(芸能プロ社員)
現在のSMAPにも匹敵するアイドルグループだったフォーリーブスも、一度潮が引いてからは激流にのみ込まれている。おりも政夫(55)、江木俊夫(56)、北公次(60)の残った3人。
地味ながら堅実に歩んだおりもは別にして、江木と北は波乱の人生だ。江木は役者や芸能プロダクションの経営に挑戦したものの行き詰まり、覚醒剤で逮捕された。わいせつ行為を目的に焼酎に覚醒剤を混入させるというハレンチ事件を起こし、芸能活動による生活の方途を失っている。
北の場合は江木の比ではないほどのスキャンダルと生活苦との闘いを演じている。
フォーリーブス活動中から覚醒剤中毒になり、逮捕されるまでの4年間毎日のように使用していたという。芸能界から追放されてからは仕事を転々。故郷和歌山に帰って漁業、温泉場のスナック、番頭、再び上京してブティック、輸入雑貨店、スナック、喫茶店と手当たり次第に経営に乗り出したがうまくいかず借金だけを抱える結果となっている。
「彼は介護の仕事もしたが、薬の影響か、総入れ歯でどちらが介護されているのかわからないという笑い話まである。7年前にフォーリーブスが再結成されたが、すべて生活のためですよ」(芸能記者)
いま、アイドルとして謳歌しているタレントたちには、青山孝史の死はどんなふうに映っているだろうか。
(日刊ゲンダイ2009年2月3日掲載)
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