高校教科書:「沖縄戦の集団自決強制」執筆者が再訂正断念
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090130k0000m040039000c.html
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高校教科書:「沖縄戦の集団自決強制」執筆者が再訂正断念
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090130k0000m040039000c.html
25日のエントリーで取り上げた月刊誌「自由」(フジサンケイグループ・扶桑社から絶縁された「新しい歴史教科書をつくる会」の新たな教科書発行者である「自由社」が発行)が、経営難のため現在発売中の2月号で廃刊するそうです。
http://chomon-ryojiro.iza.ne.jp/blog/entry/869646/
http://akiko.iza.ne.jp/blog/entry/888672/
逃げないで法的責任はとっていだたきたいと思います。
「薔薇、または陽だまりの猫」さんhttp://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/1c4cac2398315d40579be5df4ea389d9より転載します。
こんな卑劣な犯人が捕まらないのはおかしいです。警察は何をしているのでしょうか? 国会や沖縄県議会でも追及されるべきです。
(以下転載)
2007年の9・29検定撤回沖縄県民大会関係者に対する脅迫状が
平和運動関係者や民主団体に対して数回にわたって送り付けら
れました。
「自称被爆者、自称元従軍慰安婦など老人は昔話をやめよ。
利用されるだけだ。黙って早く死ね」とか
県民大会でメッセージを読んだ高校生について
「照屋奈津美を犯し、津嘉山拡大を半殺しにせよ」などと脅迫
しています。
また、集団自決は軍の命令だったと文科省に自主訂正を行った
教科書執筆者に対し
「身の安全を保障しない」と脅しています。
これらの脅迫状は「日本教育再生機構・教科書改善の会」を騙
って出されており、
同団体と対立する「新しい歴史教科書をつくる会」の関係者に
よる犯行とみられます。
脅迫状の内容は、日本教育再生機構支持者とみられるブログで
一部公表されています。
http://akiko.iza.ne.jp/blog/entry/841364/
http://akiko.iza.ne.jp/blog/entry/845014/
聞くところによると、脅迫状を受け取った自由法曹団が
日本教育再生機構に照会し、同機構から「われわれの名前を騙
っており、警察に相談している」旨の回答があったようですが
脅迫被害者は警察に被害届を出していないようです。
このような悪質な犯罪をうやむやに終わらせていいのでしょうか?
世論を喚起し、被害者に被害届提出を促し、
警察に犯人検挙を呼びかけてくださいますようご協力お願い申
し上げます。
「新しい歴史教科書をつくる会」の本部事務所が30日に文京区本郷から撤退します。
http://www.tsukurukai.com/01_top_news/file_news/news_246.htm
移転先は、「つくる会」の新しい教科書発行者「自由社」と同じ、東京都文京区水道2-6-3(社)日本出版協会ビル2階。「日本出版協会ビル」といっても正式名称は「TOP江戸川橋」という賃貸マンションです。
http://www.total-housing.com/osusume/0077/
分裂で会員が激減し、財政難が指摘されてきた「つくる会」ですが、自由社の世話になって、本部事務所だけは確保したということでしょうか。
ちなみに「つくる会」の本部事務所は1997年1月の発足当初は本郷3丁目の「自由主義史観」研究会近くにありました。「つくる会」副会長(当時)で「自由主義史観」研究会代表の藤岡信勝氏の利便性を考えてとみられます。
「つくる会」は99年4月に移転しますが、移転先はやはり東大勤務だった藤岡氏の便のいい本郷2丁目でした。
藤岡氏の東大退官が近づいた2002年3月、「自由主義史観」研究会が移転しましたが、移転先はなんと藤岡氏の自宅マンションの隣のマンションでした。
今回の「つくる会」移転先も藤岡氏の自宅マンションから目と鼻の先です。
「自由主義史観」研究会と同様、「つくる会」も藤岡氏の私物化の様相を呈してきたようです。
フジサンケイグループ・扶桑社から絶縁された「新しい歴史教科書をつくる会」の新たな教科書発行者である「自由社」が発行する月刊誌「自由」2月号に、弁護士団体の自由法曹団などを中傷する記事が掲載されています。
筆者は「人権活動家」を名乗る安東幹なる人物で、書き出しから「日本にはとんでもない弁護士集団が存在する。日本共産党系の自由法曹団である」となっています。「本来の弁護士の使命から逸脱した違法ともいえる弁護士集団である」とまで誹謗します。
同様に、日本民主法律家協会(日民協)や青年法律家協会(青法協)についても貶めています。
言論に名を借りた暴力に、厳しい批判を行うことがもとめられます。
自由社の社長、石原萠記氏は「構造改革」論の故・江田三郎氏と親密だった社民主義者です。
しんぶん赤旗 1月23日付より
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-23/2009012314_02_0.html
教科書検定 制度改定で意見交換 執筆者と野党国会議員
沖縄戦の「集団自決」についての教科書検定にもかかわって文部科学省が検定制度改定を進めている問題で、沖縄選出・出身議員を中心とする野党国会議員と、教科書執筆者らとの意見交換会が二十二日、国会内で開かれました。
子どもと教科書全国ネット21の俵義文事務局長、高嶋伸欣琉球大学名誉教授、石山久男歴史教育者協議会前委員長が参加。国会議員側からは日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、民主党の神本美恵子、社民党の山内徳信、無所属の糸数慶子各参院議員が出席しました。
俵氏は「集団自決」検定問題で沖縄県民をはじめとする怒りが広がり、密室性や教科書調査官のあり方など制度自体への批判が高まったことが見直しにつながったと指摘。しかし文科省の改定案では透明性は高まらず、「愛国心」などの徳目を全教科の教科書に盛り込ませることが狙われているとのべました。
高嶋氏は、「文科省は要求を逆手にとって透明性を悪化させようとしている」と批判。執筆者らが求めていた「検定意見が誤っていた場合の是正の仕組み」はなく、調査官の選考基準にも問題があるとのべました。石山氏は、改定案は「露骨に教科書を統制する内容で戦後最悪」とし、「国会の議論でぜひ改善を」と訴えました。
文科省による改定案へのパブリックコメント(意見公募)のやり方や、教科書採択制度の問題なども議論されました。赤嶺議員は「提起された問題をそれぞれの立場から国会で取り上げていきたい」とのべました。
しんぶん赤旗 1月22日付より
教科書どうなる 東京 検定制度改悪で緊急集会
子どもと教科書全国ネット21などでつくる実行委員会は21日、緊急集会「新学習指導要領と検定制度の改悪で教科書はどうなる」を東京都内で開きました。教育関係者や出版関係者など40人が参加しました。
教科書シンポジウム世話人会の小佐野正樹さんは、新学習指導要領の問題点について報告。国語で「愛国心」教育に役立つ教材を使うことや、社会科で天皇への「敬愛の念」を深めさせるなど、すべての教科で「愛国心」教育をさせようとしていると指摘しました。
「心は画一化し、学力は格差を持ち込んでいる。国は、OECD(経済協力開発機構)加盟国内でも低すぎる教育予算こそ増やすべきです」と強調しました。
教科書ネットの俵義文事務局長は、教科書の新検定制度について話しました。
検定制度見直しは、沖縄戦「集団自決」の記述を歴史教科書で「修正」させた事件に、沖縄県民をはじめ国民が怒ったことがきっかけで始まりましたが、俵氏は見直し内容が「『改善』どころか大改悪になっている」と批判しました。
新検定制度では「国の決めた『愛国心』はどの目標もすべて入れなくてはいけない」と指摘。審議会の議事録はつくられず、検定の密室性がいっそう強まるといいます。
俵氏は、「教科書をよくするには、検定の公開や教科書価格の適正化などが必要だ」と述べました。