この人物のオモテとウラ　麻生祐未　お色気解禁！？

　女優の麻生祐未（４４）が昨年６月ごろ俳優、永澤俊矢（４７）と離婚していたことが分かった。２人の出会いは０１年のＮＨＫ朝ドラ「ほんまもん」（大阪放送局制作）。大阪に実家がある同士でウマが合い、３年の交際期間を経てめでたく“でき婚”でベビーまで得た。

　しかし０５年秋には、永澤と若い女性との大阪デートが週刊誌で報じられた。このころから仕事や育児に対する認識の違いもあったのか、今から３年も前に別居生活が始まっていたとのウワサも。結局、４歳の長男の親権は麻生が持ち、慰謝料もなしで別れたらしい。

　永澤は戦記物などを多く手がける漫画家の子供として生まれ、高校卒業後、美容師見習を経て渡米、三宅一生に見いだされ、パリコレに出た数少ない日本人モデルのひとりだった。その後、勅使河原宏監督に見込まれて、映画「豪姫」（宮沢りえ主演）で豪姫の恋人役として俳優デビュー。９３年の日本アカデミー賞新人俳優賞に選ばれ、以後、硬派で骨太なコワモテマスクで売っていく。

　一方の麻生は芸能界デビューで８年先輩。時の女子大生ブームに乗り、青山学院大在学中から、映画、レコード、バラエティー番組「オールナイトフジ」の司会、さらにカネボウ化粧品のキャンペーンガール（８５年）でモデルデビュー。夏目雅子の再来と騒がれ、トレンディードラマから時代劇まで引く手あまたの“女優道”を突き進む。９１年、交通事故に遭ってから「しばらく充電する」と言って聞かず、ニューヨークに住まいを移し、仕事の時だけ帰国する生活を繰り返した。

　奥村チヨの姪っ子だし、裕福な社長令嬢として育ったためか、大御所カメラマンの依頼でも脱ぐのを拒否。「周囲はホゾをかんだ」（女性誌記者）なんて話もチラホラ。そんな彼女のお色気に火がついたのは事故復帰から１年後の９２年１０月に公開された、映画「課長・島耕作」で田原俊彦との過激なベッドシーンからだった。

　ところが結婚してまたしばらく、地味な役柄が続く。麻生が再び脚光を浴びるのは０６年１２月の松本清張ドラマ「波の塔」（ＴＢＳ系）。１４歳も年下の小泉孝太郎相手に激しくもつれ合う濡れ場を演じてからだ。

　長かった夫婦別居生活の末に、晴れて離婚が明かされた今、生つばゴックンのお色気ボディーを再び拝めるなら、ファンにとってはうれしい限りだ。

（日刊ゲンダイ2009年2月6日掲載）