美術館前で五輪マスコット人形を手に笑顔を見せる浅田真央 |
日本スケート連盟の吉岡伸彦フィギュアスケート強化部長は7日、四大陸選手権の女子で3位に終わった浅田真央(18=中京大中京高)が1月中旬に右ひざを痛めていた事実を知らなかったと明かした。同強化部長は「全然、聞いていない」とし、今後はケガなどの報告を義務付ける方針。「(練習を)3日も休むようなケガをした場合は、本人とコーチが必ず(連盟)事務局に申し出るように通達をきっちり出します」と話した。
四大陸選手権は他の大会との関連がなく、世界選手権(3月、ロサンゼルス)への調整試合の意味合いが強い。そのため今回、浅田側が報告しなかったことについては問題視していないが、これが五輪出場枠の懸かる世界選手権や来年のバンクーバー五輪なら話は別。ケガの報告が遅れ、補欠選手の出場準備ができなかった昨夏の北京五輪女子マラソンの例もあるだけに、無視できない問題となる。同強化部長は「ケガで使う薬によってはドーピングの問題も出てくる」とも指摘した。
女子マラソンと同様に、フィギュアの世界では選手とそのコーチによる独自の調整が慣例。さらに海外での活動期間が長いため、連盟がすべてを把握するのは難しい。それゆえに、ケガした場合の報告を義務づける“真央ルール”の通達を決めた。以前行っていた、男女強化選手による合同合宿なども「考えていく」と話した同強化部長。男女とも戦力充実で期待が集まるバンクーバー五輪だけに、引き締めるところは引き締めたい思いがあるようだ。
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