23区の2009年度予算案
重点施策、目玉事業を追う
【国際】インドネシア 難民198人が漂着 タイ不法入国で海上放置か2009年2月4日 朝刊 【マニラ=吉枝道生】タイ海軍などが昨年末、拘束したミャンマーの少数民族ロヒンギャらを海上に放置したとされる問題で、インドネシア北部アチェ州に三日未明、同じように放置された難民の一部とみられる百九十八人が木造船でたどり着き、インドネシア当局に保護された。 インドネシア海軍によると、百九十八人は漁師に発見され、海軍に引き渡された。三週間にわたりエンジンのない小舟で漂い多くの人は座るスペースもないままだったという。漂流中に飢えと疲労に襲われたらしく、二十二人が死亡。難民たちは、遺体は海に投棄したと話している。食料も尽きていた。 タイでは今年一月、昨年末に海路、不法入国しようとしたロヒンギャら約千人をエンジンのない船に乗せて海上に放置した疑いが浮上し、政府が調査を進めていた。 AP通信によると、今回漂着した一行は、タイで当局者に殴られるなどして追い払われたと話しており、背中にあざなどもあるという。インドネシア外務省は現地に係官を派遣し、詳しく実態を調査する。 インドネシアでは一月にもロヒンギャ難民ら百九十三人が漂流しているのが見つかり保護されている。
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