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ミャンマー難民200人漂着 インドネシアに再び
このニュースのトピックス:アジア・オセアニア
インドネシア北西端のアチェ州当局は、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャの難民ら198人が乗った船が2日に漂着したことを明かした。漂流中に22人が死亡したという。インドネシアでは1月にもロヒンギャ難民ら193人が漂流しているのが見つかった。
地元の漁師が2日、エンジンの付いていない木製の船が沖合で漂流しているのを発見。ミャンマーを船9隻で出てタイ当局に拿捕(だほ)された後、沖合に放置されて3週間、漂流したと話しているという。食料や水がなく、いずれも衰弱し約20人が入院した。難民らは「命が危険なのでミャンマーに戻りたくない」と訴えているという。
1月に発見されたロヒンギャ難民らは現在、海軍基地で保護されており、飢えや疲労から病気にかかった約80人が病院で治療を受けている。難民らは共同通信に「タイ海軍に1日半、船ごと引っ張られ、放置された」と証言、タイ海軍が公海上に漂流民を捨てた疑いが浮上している。(共同)