タイ海軍が先月、ミャンマーの少数民族の難民約500人をインド洋に置き去りにしたとして、日本に住むミャンマー難民らが3日、タイ大使館前で抗議デモを行った。 デモに参加したのは日本に住むロヒンギャ民族の難民約50人で、「国を追われたロヒンギャ民族を差別せず、守ってほしい」と訴え、タイ大使館に要望書を提出した。
タイでは先月初めに、ロヒンギャ民族約500人がタイ海軍に拘束された上、インド洋沖に置き去りにされ、数百人の行方不明者や死者が出たと報じられており、救出したインド政府などがタイ政府を強く非難していた。
タイ政府はこの件について「否定も肯定もしない。現在、調査中だ」とコメントするにとどまっている。