萌え 萌え もやしもん
「もやしもん」という漫画原作のアニメが流行っているらしい。
しかも、このアニメのブームが影響しているのか、手作りで味噌を作るのが流行っているらしい。
テレビもラジオも、雑誌も新聞も、一切取り入れない僕には、そういう類の情報が相当なタイムラグで入ってくる。
まぁ詳しくは、ウィキとかYoutubeをみていただくとして、この「もやしもん」というのが、一体なにをテーマとした漫画・アニメかというと、「菌」なんだそうだ。
どうして、「菌」のアニメが「手作りみそ」をブームにするのか分からない人もいるとは思うんだけど、昨年末の独立党の勉強会「食の未来」で僕がちょろっと触れたように、日本の伝統的な食文化には「菌」が大きく関わっている。
日本人なら誰でも一度は口にしているだろう、醤油、味噌、酢、納豆、酒、かつお節。
これ、実は、みーんな「菌」の力で作られている発酵食。
「えー?ウソだろ!?」というそこのあなた!大丈夫。僕も何年か前までそんなこと全然知らなかった(笑)
日常的に口にしている食べ物でも、それが実際にどういう製造工程を経て作られているかを知らないことって結構ある。特に、醤油とか味噌とか酢とか、日本に伝わる伝統食品がどうやって作られているかを知らない人も、結構多いらしい。
僕は、「大豆とか塩とか使ってんだろ」くらいなら知っていたけど、麹(こうじ)というもののことはよく知らなかった。
この麹というのが、まさに菌のことで、麹菌と呼ばれている。
これが麹菌。この菌たちが、醤油とか味噌とか、日本の味を作り出してくれる立役者なのだそうだ。
で、実際にこの菌がどうやって使われているかというと、下の画像を見ていただくと分かるように、菌を米に付着させたを米麹(こめこうじ)という形で、発酵食品の醸造に使われている。(納豆とかつお節はまったく別)
米に麹菌を付けたのが、米麹。
麦につけたら、麦麹。
大豆につけたら、豆麹、ということ。
画像をクリックしてアップで見てもらうと分かるんだけど、麹菌の菌糸がびっしりとお米についている。
(画像は、千葉県の香取郡で天然の麹菌を使った米麹による日本酒造りに取り組まれているT本家さんで撮影させていただいた、本物の天然麹菌)
この姿が、「草が萌ゆる」ように見えることから、(米などを)萌やすもの→もやすもの→もやしもん となるんだそうだ。
麹菌の集め方は、蒸したお米を餌として直接米麹を作ったり、大豆を餌にしておびき寄せてから、米や麦に付け替えたりと、手法はさまざま。しかも、この麹菌というのは、空気中に漂っているとはいえ、どこにでもいるものではないらしい。
で、この麹菌がついた米麹なんかを、つぶした大豆や塩と混ぜ合わせる。すると今度は、麹菌が、大豆とかの原料を発酵し始める。それで、1年くらい寝かせると、大豆と米が、菌によって熟成されて、初めて「味噌」の味になっていくのだ。
簡単なざっくりとした説明だけど、つまり、大豆や米、小麦のような原料があっても、肝心の麹菌くんたちがいなければ、味噌も醤油もお酢もできないわけだ。
調味料には麹菌。
納豆には納豆菌。
かつお節にはかつお用の天然カビ菌。
どの菌も、海外には存在せず、日本だけの菌。
「菌」と聞くと、大抵の人は「ウィルス」だとか、「病原菌」だとか、「ばい菌」だとか、あまりいいイメージを持っていないと思うんだけど、実は日本人は、そうやって大昔からさまざまな菌と共存して、活用して、独自の発酵食文化を築き上げてきた民族なのだ。
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ところが、だ。
どうして僕が、勉強会で「菌」の大切さに触れたかというと、今、日本人が、その大切な天然菌の文化を失おうとしているからに他ならない。
普段僕らが口にしている調味料や酒は、実は、空気中にいる麹菌の力で作った味ではないのだ。
では近頃では一体、どういった菌が製造の現場に使われているかというと、人工的に純粋化学(科学?)培養された菌が使われている。人間の都合で選別されて、みな同じ顔をした菌たちが、人工的に増殖されて、菌メーカーに販売されている。
空気中に漂う麹菌は、無数にいる菌の多様性の中から出てきた菌だから、それぞれに個性があって、簡単にいえば、深みのある味わいを作り出してくれる。
でも、純粋培養された菌は、みんな同じ顔だから、どのメーカーの醤油や味噌を買っても、みんな同じ味。人工的に作り出された味になる。
しかも、菌を人工培養する過程では、さまざまな薬品が使われる。
つまり、危険な工程で生み出された人口菌が、今の美味くない調味料の味を作り出している。
人工培養菌が台頭し、多くの発酵食品に利用される姿は、野菜の種で言えば、自家採取をせずに、種苗メーカーがバイオ技術によって作り出す種を、農家が毎年買い続けることと同じともいえる。
では、どうしてそういう人工培養の技術が盛んになったかというと、一番の理由は大量生産。天然の菌は安定した発酵ができないということが理由。
ところが現実は、そうじゃない。
農薬や肥料を使った質の悪い原料が増えたために、天然の麹菌が使えなくなった。
彼ら麹菌くんたちは、「こんなまずくて気持ちの悪い米は食いたくねーよ」といって、付着してくれないのだそうだ。
でも、彼らは元々自然界に存在する菌だから、肥料も農薬も使わずに、自然栽培された米や大豆には、喜んで付着してくれる。
つまり、発酵食品の世界でも、不自然な原料という原因・本質に目を向けず、対処療法的な培養菌の技術だけが先進してしまったということなのだろうか。
培養菌の技術は、西洋の技術。いい菌と悪い菌を分別して、人間にとって都合のいい菌だけを選別して、増殖する技術。
日本に本格導入されたのは、明治維新後。
アシュケナージユダヤハザールが、日本に介入して、文化破壊をスタートした時代だ。
以下はあえてざっくりとした大まかな記述にするけど、明治政府以降、どうしてか天然の菌は、過剰に、世の中の片隅に追いやられている。
しかも、第二次世界大戦後、太平洋戦争もとい、大東亜戦争後、やれ、○○病がどうだとか、○○がどうだとかで、天然菌の使用が、少しずつ禁止の方向をたどっている。(今でいうやらせ報道的なものがほとんど)
その結果、今ではほとんど天然の菌を利用した発酵食品は陰を潜めてしまってた。
日本の伝統的な発酵食文化が、綺麗さっぱり消えてしまった。
日本の味と思って食べているのが、実はユダヤの味(笑)
原料は、石油とうんちがたっぷり元素転換した米や大豆。コシミズさんの言葉を借りれば、ユダヤ農法の農産物。しかも、菌だって培養されたユダヤ菌。
善と悪を分別する西洋文化から作り出されたもの。
ユダヤ麹って呼んだら怒られるかなw
でもね、この歴史的な流れに、なんか臭うのさ。
アシュケナージユダヤハザールが日本に入ってきたのは、明治維新のとき。
北朝鮮による日本の間接支配が始まったのは、戦後。
天然菌なんかの、日本古来の伝統文化が封じられ始めたのも、全くの同時期。
僕としては、彼らが「天然菌」という発酵食文化の「良さ」を知った上で、封じ込めたように見える。
ユダヤが「いい」ということは全て「悪いこと」。彼らが長い歴史の中で封じたものは、全て日本人にとって「必要なもの」。
だから、僕らの主張は、取り戻せばいい、ということ。
彼らの支配(?)は、政治や経済、金融や農業だけでなく、実は菌の世界まで貫いていたということ。すごいねぇ。
まぁ、伊勢神宮に、米麹に関する裏技的な秘伝書が眠っているくらいだから、日本人と同じルーツをたどる彼らハザール人(?)が、天然菌を封じようとするのも、分からんではないけど。
「国民が 全知で動く みずがめの時代」 じぃく
(ユダヤによる、北朝鮮の間接支配が理解できない方は下記動画をご参照くださいませ)
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コメント
マンガ原作の「もやしもん」はだいぶ初期から注目していましたが、(「のだめカンタービレ」にゲスト出演していたころから)、今はアニメになって、その影響で手作り味噌まで
流行っているんですか!?
そういう事情、うちもテレビがないので知りませんでした。
じぃくさんは、微生物食品とは具体的にどのようにお付き合いされてますか?
うちはパン、味噌、納豆、酒(どぶろく・ビール・ワイン)、酢、漬物、において微生物とは長いこと付き合っていますが、なかなか食生活において完全に定着させる(毎年作る)のはムツカシイですね。しょうゆはまだ作ったことがない。
唯一、パンはうちのかみさんが天然酵母と20年以上おつきあいを続けていますが、
パン酵母と納豆菌の仲がわるいので、一緒に飼えない。
柿酢は、柿をカメにいれて2-3ヶ月新聞でフタをしておいて、あとで濾すだけー、って
めちゃくちゃ簡単。
基本的に独り暮らしじゃ、もやしもんの飼育はあまり徹底してはでやりきれないな。
「家族のいとなみ」の中からカモしだされる「家庭の味」だと思う。
いずれにしてもこれから「もやしもん」とのつきあいはこの国では復活してきますよ。今は一過性の味噌ブームかもしれないけど、ここには確実にサブプラ大明神のお力が働いていますから。僕もサブプラ大明神のご本尊様から20年ほど前に「これを醸すように」と大豆を授かったことがあります。そのときは意味が解からなかったけど。
去年は不耕起田のアゼで良い大豆が育ったので今年は久しぶりに味噌を仕込むかな。
それから去年はコメの裏作で大麦を作りました。カラハナソウも去年から庭で花をつけるようになったので、今年は大麦から黄金の飲み物をカモしてみたいと思っています。
麦芽あそび ね。
リチャードさんに飲ましてみたいですね。あ!サブプラ大明神のご本尊様に先にお供えしなきゃ。
投稿: yupon | 2009年2月 8日 (日) 01時52分
youponさんどうもです。
そういえばパンの酵母も漬物も、菌でしたなぁ。最近では自家採取した天然の酵母を使うパン屋さんも増えてきているとかで、いい流れです。(天然酵母ですっぱくないパンを作るのって、これが結構なかなか難しいらしいですね)
それと、納豆菌というのは非常に強い菌だと聞いたことがあります。パンの酵母に限らず、色々な菌とは相性が悪いらしいです。
>>じぃくさんは、微生物食品とは具体的にどのようにお付き合いされてますか?
僕の場合は、値段は少々高いですけど、ほとんどは天然の麹菌とかカビ菌で醸された調味料を使ってます。人間の体も菌と微生物のバランスで成り立っているので、人工培養された菌よりも、極力天然の菌を日常生活に取り込みたいと思っております。
でも、これがなかなか無いんですよ。天然菌調味料。
投稿: じぃく | 2009年2月 8日 (日) 20時21分