【ジャーナリズム実習】 【メディア制作実習】 【インターンシップ】
<コア実践科目>
ジャーナリズムコース(Jスクール)は、自らの手で時代を切り拓くことのできる、真にプロフェッショナルなジャーナリストの養成をめざします。ジャーナリストの使命と倫理を学び、実践的なスキルを身に着けるための実習プログラムは、Jスクールの最も大きな特徴です。専門知をそなえ、「鳥の目」で歴史の現実を切り取ることのできる高度な職業人。現役の記者や経験豊富なジャーナリストらを講師陣に多彩な実習授業を用意し、即戦力をつちかうことを目標にします。
実習プログラムのコンセプトは次の通りです。
(1) 取材・表現の基本的な手法を現場主義で徹底的に習得する
(2) ビデオ・ジャーナリズムやウェブなど、今後、個のジャーナリストとして活動するために必要な手法を積極的に学ぶ
(3) ジャーナリストの使命と倫理を体得する
(4) 実習での作品を自前のウェブサイトなどで発表していく
<コア実践科目>は、基本編の「ジャーナリズム実習」と、メディア別の応用編である「メディア制作実習」、そして「インターンシップ」という3つの柱で構成されます。
少人数クラスに分かれ、取材と記事作成の基本を実践で習得します。講師は全員ジャーナリスト。実習室をニューズルーム(編集室)とし、各講師が編集長やデスク役となって、受講生に取材・執筆について丹念に指導します。受講生は授業時間外での取材活動が求められます。Jスクールの最も基本的な授業です。作品はウェブなどに掲載していきます。
2008年度の講師陣は、▽木村恭子講師(日経新聞英文編集部担当次長)▽高野孟客員教授(ジャーナリスト、大隈塾)▽田勢康弘客員教授(政治ジャーナリスト、公共経営研究科)▽刀祢館正明講師(朝日新聞オピニオン編集グループ記者)▽瀬川至朗客員教授(元毎日新聞編集局次長、Jスクール プログラム・マネージャー)らを予定しています。
文章指導に定評のある早稲田の教授陣が、読む人に伝わる文章の書き方について講義します。石原千秋教授(教育・総合科学学術院)と坪井善明教授(政治経済学術院)の二人です。
作品制作を通じて、各メディアの実践的なスキルを習得します。21世紀を見据え、ビデオ・ジャーナリズムやインターネット放送、ウェブ・ジャーナリズムといった新しいタイプのメディアを重視します。もちろん、写真報道や雑誌編集、ノンフィクション、調査報道といったジャンルもきめ細かく指導していきます。
2008年度の講師陣は▽ビデオ・ジャーナリズム=野中章弘講師(アジアプレス・インターナショナル代表)、神保哲生講師(立命館大学教授、2009年度開講)▽フォト・ジャーナリズム=会田法行講師(フォト・ジャーナリスト)▽インターネット放送=小林りか講師(Our
Planet-TV共同代表)、白石草講師(同)▽ノンフィクションの方法=吉田敏浩講師(フリージャーナリスト)▽調査報道の方法=瀬川至朗客員教授▽雑誌編集=高橋栄一講師(「東京人」編集長)
夏休みの期間などに原則2週間のインターンシップを実施します。メディア企業やその他のフィールドに出向き、じかに物事を見聞きし、現場に根ざした視点を養成していきます。