6日、ある専門家が「山寨機」と呼ばれるコピー携帯について、知的所有権を侵害している製造業者を取り締まるとともに、一定レベルの製造業者を正規企業へと移行すべきだと提言した。写真は河南省の農村での家電取り締まり。

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<コピー携帯>権利侵害が深刻、「業者を正規企業に」専門家が提言―中国
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2009年2月6日、中国新聞網によると、「山寨機」と呼ばれるノンブランドのコピー携帯電話端末が価格の安さなどから中国で広く流通しているが、ある専門家は、知的所有権を侵害している製造業者を取り締まるとともに、一定レベルの製造業者に対しては規制を緩和して正規企業にすべきだと主張している。

「山寨機」は政府から認定を受けていない“闇ケータイ”も多い。流通ルートも依然として不明瞭で、工場から直接市場へ出回ることから税金も支払われず、他の正規に流通している端末と比べて非常に安価だが、正規の端末によく似た「コピー品」や品質の劣る端末も多く、知的所有権の侵害や安全性などが大きな問題となっている。米アップル社の「iPhone」にそっくりな端末も流通しており、ロゴなどの意匠もまったく同じ端末まで販売されている。正規品が4000元(約5万2000円)以上するのに対し、ニセiPhoneはわずか780元(約1万円)という安さだ。

安いだけでなく、それなりに高い機能や品質も備えた「山寨機」も現れてきている。ある「山寨機」メーカーの責任者は「携帯電話を正規に生産・流通させるためにはあまりに多くの手続きや多額の経費がかかるため、闇ケータイを製造している」と話す。コピー携帯の製造業者は、間借りした部屋で製造しているような小規模なものから、一定の生産レベルを持った大規模企業までさまざま。こうした背景から、ある専門家は製造業者をその製品レベルなどからランク分けし、知的所有権などを侵害している業者を取り締まるとともに、一定レベルの業者については規制を緩和する政策を採り、指導を行った上で正規業者へと移行すべきだと提言している。(翻訳・編集/岡田)
2009-02-08 11:18:43 配信

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