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フィリピン人妻虐待の日本人男性を入国禁止に 現地入管

2009年2月7日23時20分

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 【マニラ=松井健】フィリピン入国管理局は、日本でフィリピン人の妻(35)を虐待したとして、日本人男性(60)を入国禁止リストに載せた。男性がフィリピンに来て妻や家族に危害を加えるのを防ぐ措置で、入管局長は地元テレビ局に「妻を殴る外国人は、我が国のもてなしを受けるに値しない」と述べた。日本国内でのドメスティックバイオレンス(DV)を理由にした入国禁止処分は珍しいという。

 妻の在日フィリピン大使館への証言などによると、2人は日本のナイトクラブで知り合い07年8月に結婚したが、男性は妻に金を渡さず、虐待を繰り返した。昨年11月に妻がフィリピンに帰ろうとすると、千葉県内で妻の首と足を鎖で縛ってトラックの中に監禁。髪を切り暴行を繰り返したうえ、パスポートなど所持品を燃やした。さらに、フィリピンにいる妻の家族を殺すと脅したという。

 妻は2日後に男性が車を離れたすきに脱出し、警察に保護された。大使館が事情を聴いたうえで、昨年12月に帰国させたという。

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