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鳩山“総務相”甘利“行革相”が「郵政」や「渡り」で騒ぐウラ側

●「小泉流 人気取りのモノマネ」と森田実氏

 どう考えても変だ。このところ、麻生首相の側近大臣たちがそろって“男を上げて”いることだ。

 鳩山邦夫総務相は日本郵政の西川社長、オリックスの宮内会長を相手に、「かんぽの宿」売却疑惑にカミつき、「オレの目の黒いうちは認めない」なんて、カッコいい。

 かと思えば、甘利明行革相は、「渡りの帝王」こと人事院の谷総裁と激しいバトルをやっている。

 だが、ちょっと待てだ。「渡り」のデタラメを問題視したり、「かんぽの宿」問題を追及することはいい。だが、そうなるまでずっと黙認してきたのは、自公政権じゃないか。今さら急に、同じ政府内の“身内”を敵に回して、報道陣の前で怒ってみせるのは、わざとらしいし、白々しい。

 政治評論家の森田実氏が言う。

「これは小泉手法のモノマネですよ。官僚や特殊法人をイジめて人気を上げる。小泉純一郎は、道路公団や郵便局を悪役にして、世間をだますペテン改革を叫んで政権を維持していた。何をやっても支持率が下がりっぱなしの麻生内閣は、最後のあがきとして、あれをマネたのです。大新聞やテレビは、反論しない官僚や政府のファミリー企業はたたきやすいから、格好のネタにする。今回も“木を見て森を見ず”の大マスコミはまんまと引っかかってしまいました」

 鳩山、甘利大臣や大マスコミは、騒ぐのなら、小泉郵政民営化の核心が300兆円資産の格安切り売りであることまで暴かないと意味がない。「渡り」や「公務員制度改革」問題にしたって、官僚が真っ青になって集団ボイコットを起こすくらいの大ナタを振るってこそ本物だが、やれっこない。そんな政治力はフヌケの麻生内閣にはない。

 国民は、シッカリ見極めないと、また「小泉流のデキレース人気取り」にだまされてしまう。

(日刊ゲンダイ2009年2月5日掲載)


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