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2009年02月08日

第348回「65億分の1」

第348回「65億分の1」
人と触れ合って成長するのが人間だとすれば人は人生でどれくらいの数の人たちと出会うことができるのだろうと考えたときそれは出会う度合いにもよるわけでたとえばコンビニに行ったときの店員さんというのもあれば結婚までつながるものもあるけどそういったもの全部含めた場合の出会う人の数をいちいちカウントしてられないけど意外と大したことないのではと思うのは地球上には65億もの人たちがいるわけでその中で出会える数なんてほんの一握りだから当然出会わない人のほうが圧倒的に多いわけでそれだけ出会うことがいかに貴重かと考えれば目の前にいる男性がどんなに腹の立つことを言おうがイラつく言葉を吐こうが本来であれば自分の目の前に現れてくれてありがとうと思わなくてはならないのだろうけど人はそう簡単にすべてに感謝はできないしじゃぁ刃物を向けられているのに出会えてよかったよありがとうなんて言えるのかというとそんなわけないのだから言うは易し行うは難しなんだけど少なくとも一生で出会える人の数はきっと限られているのだからちょっとイラッとしただけで相手を排除してしまうことはもったいないしそれだけ自分の成長を妨げているからそんなのはやめていっそのこと受け入れたほうがラクなのかもしれないしそれこそ単なる通りすがりの人でなく言葉を投げかけてくれるのは花が水を与えてもらうようなものだからいつだって感謝しなくてはいけないのにそんなことわかっているのに感情に振り回されて冷静に考えられなくなってしまうのはまだまだ成長がたりないのだろうなんて思うけどいずれにしても前に現れた人を見てなんとなく「なんかこの人あわないな」と判断するよりも「65億分の1」と小さく唱えるだけでその人の見え方とその後の人生に結構な違いが生まれると思うからこのフレーズはいまの世の中を円滑にする魔法の言葉なのかもしれないなぁと思うと同時に数十年前は40億人だった人口がこれだけ多くなってしまったこととまんじゅうを腐らせるカビが繁殖することは同じことだなぁとあえて付け加えてみる日曜日の退屈。

2009年02月08日 06:25

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