2005年02月13日

日本人の足跡と功績

今日は真面目に。

昨日「捏造された昭和史」を読み終えました。正直に言って涙が止らないところがありました。それはなぜか、今の自分の無知と今の日本の自虐的歴史観が支配している現実にです。ものすごく情けないです、今の日本は。

わたしは台湾に留学していました。だから余計に戦前の日本が気になるのです。そしてわたしが滞在していた時期に、台湾は民主化を果たし、民主的な手段で李登輝総統が選出され、台湾ナショナリズムが勃興し、そして公に台湾語の使用と台湾の歴史を国民党のフィルターなしで見つめることが許されました。

その過程で、日本の植民地経営を再度見直す機運が高まり、そして多くの論文が発表され、書籍も以前にもまして発行されました。

この捏造された昭和史を読んでいると、我々日本人が如何に欧米と違った植民地経営を行い、そして第二次世界大戦を戦ったのか、が書かれていて、わたしの無知を認識させてくれます。そして日本人として命を懸けて植民地のために働いた日本人について、何も知らされていないことに憤りを感じました。

なぜ日本の歴史の教科書は、自虐史観を押し付けるのでしょうか?なぜ中国や朝鮮半島を気にしなくちゃいけないのでしょうか?

台湾は道教を信仰しています。もちろんキリスト教や仏教もありますが、民間信仰としては、道教です。そして台北の街にもそこかしこに廟があります。非常に台湾人は信仰心が厚く、お線香が絶えることはありません。

道教の神様は、実在した人物を祀られることがあります。そして台湾には日本人を祀った道教の廟があるのです。知っていましたか?

P204に記述がありますが、以下引用します。

「台湾には戦後もずっと一日も休むことなく「君が代」が歌われているところがある。それは台南の飛虎将軍廟である。この廟に祀られているのは、太平商戦争の末期、昭和十九年十月十二日、台南近郊の上空で米軍機に体当たり攻撃をして果てた零戦パイロットの杉浦茂峰ら三名の海軍航空隊兵士である。空中戦を観戦していた農民たちは、畑に墜落した彼らの遺体を収容し、護国の神として廟を建てたのである。「君が代」と、そして「海ゆかば」が祝詞となった。」

その他にも日本人警官が神様となって祀られている廟が、苗栗県獅頭勧化堂と嘉義県東石富安宮である。

P205以下引用、
「朝鮮では日本人の警官といえば悪の権化のように思われていたが、台湾では違う。今でも高砂族の人々のあいだでは、警察といえば守り神のように慕われ、親しまれている。当時の台湾の警官といえばエリート中のエリートで、警官になるのは現在の東大に合格するよりも難しかった。」

それだけに警官になるには人格にも優れた人が多く公正なジャッジをしてくれる。今でも台湾人は当時はものすごく治安がよかったと言う人が多い。

広枝警部は、昭和十八年に海軍巡査隊長に任命され、2000人の台湾人志願兵や軍属を連れ、マニラに渡り、巡査隊の訓練と治安維持の任務に当たっていた。ところが昭和二十年二月に軍司令部より、アメリカ軍上陸の知らせを受け、手りゅう弾が配られた。そして玉砕するよう命令された。

しかし広枝警部は密かに米軍と交渉し、2000人の台湾人の命を保障してくれるよう約束を取り付けた。

そして2000人の隊員に捕虜になってもいいから生きて台湾に帰ってくれと話したそうです。

一同言葉もなくすすり泣いたといいます。

そして広枝警部は自ら責任を取るべく、拳銃で自決したそうです。


他にも台湾の地で、命を懸け、そして台湾の近代化の礎を築いた日本人はいました。しかしその多くが歴史に埋もれ、過去を否定する自虐的歴史観によって葬り去られようとしています。

もちろん中国大陸にしたって、朝鮮半島にしたって、こうした日本人が当時命を懸けて近代化の礎を築きました。

それが見事に反日の声によって、また朝日新聞や民主党の訳の分からない売国行為によって、日の目を見ない状態です。


わたしはこうした状況は非常に悲しいことだと思っています。もちろん私自体もまだまだ勉強不足で、日本の近代史について、自分の歴史観が定まってないのは確かです。

でもこれだけは言えます。過去に個人の慾ではなく、国家をより良くするため、そして台湾や朝鮮の為を思って働いて、そして命を捧げた日本人がいるのです。その人たちに心からありがとうと言わなくてはならないこと。そしてその行為を語り継いでいかなくてはならないということ。


もっと日本人はこうした歴史の影に隠れた偉人を知り、そして今の日本にもっと自信を持つことが必要です。我々の日本は本当に悪い国ですか?ひどい国ですか?

わたしは現在もろもろの問題を抱えていますが、そうはいっても日本は素晴らしい国であり、素晴らしい民族だと思っています。


今日は真面目に書いてみました。
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今回は朝日新聞批判と、その読者への批判で、毒がある文章なので、気分を害しそうな人は読まないことをお勧めします。 NHKと朝日新聞の論争で、徐々に朝日の本質が国民の下に暴露されつつあります。 これに関しては、どちらが虚実を述べているのか、法廷でがっちりとやって
朝日を苦悩無く読める知性とは何か?【ふうてんの猫の猫耳東風的MBA生活】at 2005年02月14日 17:57
えっと、こちらは少々切り口が異なっていて、今回の問題を直接的に記事にしているわけではないのですが、もっと根底にある問題を話題にしようと試みているように見えるブログです。 http://blog.livedoor.jp/gyammo/ http://blog.livedoor.jp/gyammo/archives/2005-02.html
北京工作報告さん。【お祭り騒ぎ】at 2005年02月15日 00:09
このブログや千点写行ブログでも何回か紹介しているが、八田與一氏の偉業を描くTVドラマが台湾で制作されるというニュースが入った。韓国ドラマも否定はしないが、こういうドラマが作られ、日本でも放映されればすばらしいことだ。 メールマガジン「台湾の声」(2005.2.7)か
八田與一氏の偉業TVに【何でも書き書きエッセイ】at 2005年02月27日 21:57
・日本のマスコミは「韓国人また興奮」 一般人は? え〜、ネタもとがOHMAYNEWSのようですが 読後の感想 ふっざけた記事だ!!!!!!!! 論点のおかしなすり替えもそうだが、こうした市民系のところで外国人が記事を書けば、日本人がそれを信じてしまう日本人の...
4/3 中韓60年を無視し何が正しい歴史だ!!【放浪癖さんあっちへふらふら日記】at 2005年04月03日 11:57
この記事へのコメント
TBさせていただきました。

日本というのは悪い国だということを風潮して、現政権を倒そうとする朝日や民主党にとっては、日本の美徳というのは、邪魔でこそあれ、擁護する理由などないのでしょう。

しかし、平等な世界史観をもってすれば、アジアで日本占領下にあった国々は、その後、発展をしており、アメリカやフランスなどの行った搾取型の統治とは異なっていたことも事実でしょう。

また、台湾には、旧帝大があったはずですし、いまでに親日的な高齢者の方は多いですよね。

でも、朝日にとってはアジアというのは反日に中国と朝鮮半島でしかなく、親日的な台湾やマレーシアやラオス、スリランカなどはアジアではないのでしょう。

そんな連中の放言が今日も好き勝手に流れているのは本当に嘆かわしいことです。
Posted by ふうてんの猫 at 2005年02月14日 18:03
ふうてんの猫さん、コメントありがとうございます。

日本の教育(朝日新聞・民主党の一部)では、植民地=悪、なので、その後のアジアの独立と発展は、日本の影響はまったくない、というような論調ですね。

台湾には旧帝国大学として台湾大学があります。当時の面影が今でも残っていて、わたしはよく散歩していました。

今では台湾人でさえ、日本の功績を見直しているのに、日本だけが戦前はすべて悪であるとしている感じがします。
Posted by ゆうしん at 2005年02月15日 17:44
読んでいて
五族協和という考え方も
ホントだったんだなーと
思ったりしました。

その現代の日本人が持つ自虐的観念を
インターネットの力で微力ながら
認識を変えていけるということは
とても幸せに感じます。

先人たちにありがとうと礼を
述べたくなる。
Posted by ザ・パワドリ50 at 2007年08月01日 00:39
5
初めまして はなんばと申します。
日韓併合について調べているうちに、こちらにたどり着きました。
昨日、金完燮著「親日派のための弁明」について、拙ブログで触れました。
関連するこちら様の記事に目を奪われ一気に読ませて頂きました。
こちら様の崔基鎬氏著
「日韓併合ー韓民族を救った「日帝36年」の真実」についての記事を、拙ブログで紹介させて頂けないでしょうか?
子供たちや他の人たちにも、是非真実を伝えたいと思っております。
宜しくご勘案くださいますようお願い申し上げます。
Posted by 花姥 at 2008年02月28日 11:35
はなんばさん、こんにちは。

お申し出、ありがとうございます。
喜んでお受けいたしたく思います。

現在中国在住ですが、
こちらの反日教育や対日外交戦略には、
非常に不愉快な思いをします。
ぜひ、草の根でこうした状況を打破したく思います。

今後もよろしくお願いいたします。
Posted by ゆうしん at 2008年02月28日 11:46