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岡ちゃん情報漏えい阻止へ入場者チェック
- 笑顔で練習を見守る岡田監督（撮影・栗山尚久）
スパイへの情報漏えい阻止に岡田武史監督（５２）が動く。練習後「申し訳ないですが、明日からは非公開練習にします」と試合まで初の４日連続非公開を宣言した。そのやり方が徹底している。７日の流通経大との練習試合について「ピッチには私が許可した人以外は入れない。（オーストラリア代表監督の）ピムは日本人の友達もいるし、頼まれて来る人もいるかもしれない」と話し、監督就任以来初の”岡ちゃんチェック”で、自らスパイの侵入をシャットアウトする。
一方で日ごろからアドバイスをもらうなど親交の深い古沼氏（元帝京高監督）を例に上げて「まさか古沼さんに出て行けとは言えないでしょう」と冗談めかして笑った。選手への取材も限定３人までに限定。選手からの情報漏れにも神経をとがらせ、まるでプレミアリーグ並みの強固なバリアーを築く。
ただ自身の取材には「いいですよ。僕は口を滑らすことはないですから」。すべてはオーストラリア戦へ向けて選手の緊張感と集中力を高めるための演出。「（取材対応の人数制限など）普段やってないことをやることで、選手にもありがたみがある」と大一番へのムードつくりの狙いをほのめかした。「チームはきゅっと締まった」。指揮官の腹も据わり、あとは最後の仕上げだけだ。【井上真】
［2009年2月7日8時10分 紙面から］
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