車窓を眺める事が好きです。
さすがに、山手線や中央線、京王線etc・・・では、本や新聞を読む事が多いですけど。
見慣れた風景でも、早朝の強い朝日に照らされた無機質なビル群、
冬の空気の澄んだ朝に見える高架鉄道からの富士山、
夕闇が迫り、深さを増した夕焼けの中、黒くシルエットとして浮かぶ遠くの山々・・・。
そんな景色が好きなので、いつもの電車でもやっぱり外を見ている事が多いかな。
旅行の時、本来の目的地である観光地よりも、移動中の飛行機から眺めた風景、
バスから見た、その土地の気候、風土が色濃く反映された景色の方に感動する事はありませんか?
僕は時々あります。
いつもは写真を撮らないそういう風景を、enjoy korea を思い出し、投稿する為に撮ってみました。
米で作るお菓子の、工場直売店の駐車場からの風景。
冬、奥に見える山に、大陸から吹き寄せる冷たく湿った空気がぶつかって、この地方に
雪をたくさん降り積もらせます。
でも、その冷たく、綺麗な雪解け水のお陰で美味しいお米が収穫されます。
そんなお米で作ったお菓子が、この土地の名産になっています。
集落を作らず、防風林に囲まれた屋敷地を点在させる、散居という形をとる事もこの地方の特色です。
とある港町。
旧道に入ってみたら、魅力的な港町の風景がありました。
早朝からの漁を終えて、自宅用の魚を入れた袋と、近くの商店で買ったと思われる酒の入った袋
を手にして、家路を急ぐ漁師さんの姿を見る事が出来ました。
次は能登の風景。
ナビの主要道表示に安心して車を進めたら、すれ違いがやっと出来る位の生活道路に
入ってしまいました。
途中のポケットパークで一休み。
棚田(段々畑)が素晴らしいという看板がありましたが、残念ながら見事に区画整理されていて、
素朴な風景は皆無。
だけど、ふと後ろを見ると、写真のような景色が・・・。
この地方特有の、濃い黒瓦と、素晴らしい天気で青さを増した海とのコントラストが綺麗でした。
大きな橋を架けると、それを眺める為の公園を整備するのは日本全国共通なのかな?
ここもそんな公園の一つ。
確かにその橋を含む景色は良かったけど、橋のたもとにそっとある、集落の風景に目を奪われました。
能登は厳しい自然、そして少し暗いイメージがありましたが、いままでのそのイメージは一変!
とても豊かで美しい自然に恵まれた、なかなか魅力的な地方でした。
(この日の天気が良かった事もありますけどね。)
海も、沖縄に負けないくらい透明度があって綺麗でしたよ!
次の写真は、最初の写真と同じ地方の風景。
昼食を取る為のレストランに向かう時に見た風景。
晩冬に訪れた時とは違い、穏やかな春の風景が、気持ちよく広がっていました。
いつもは車を止めないけど、この日は enjoy korea に投稿する為に車を停めて、写真を撮ってみました。
ちょっと視点を変えてみました。
最後は休憩の為に立ち寄った、峠の喫茶店の駐車場から。
この写真の土地に住む姉妹が、この土地が好きで開いた喫茶店。
店の中の窓も、風景を切り取るかのような配置と形にしてあって、そこから眺める田舎の風景も綺麗。
コーヒーもケーキもなかなか美味しかったですよ。
街路樹の新芽の緑も眩しい位に美しい季節になってきました。
韓国の地方の風景ものんびり眺めに行きたいな・・・と思うのですが、
日本の風景とはやはり違いますか?それとも似たような感じかな?w
また、リフレッシュの為の一人旅がしたくなってきました。w