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2009/02/08

政治家や教授のヤクザもいる

難波金融伝 ミナミの帝王(7)銀次郎VS整理屋 [DVD] 難波金融伝 ミナミの帝王(7)銀次郎VS整理屋 [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2004-04-23

世の中には「倒産」とか「多重債務」とかを食い物にする連中というのがいて、整理屋とか呼ばれたりするんだが、資産を持たない多重債務者ならともかく、会社というのは多かれ少なかれ、何かしらの「資産」というのを持っているわけだ。で、こういう連中にかかると、アッという間に資産が二束三文でヤクザに売られてしまったりするんだが、今回の郵政民営化のスキームが、まさにそれだな。まるでヤクザが絵を描いたようなんだが、まぁ、外資なんてのもヤクザと似たり寄ったりなので無理もないです。誰だよ、ヤクザを呼び込んだのは?




で、そもそもは、と言えば、この「売却」のシステムそのものが疑惑のカタマリというか、同じ穴の狢連中が寄ってたかって「お仕事」してるわけだ。なので、メリルリンチのスポンサーと、落札したオリックスの筆頭株主が同一であったりとか、売却物件の「資産評価委員」がオリックスの関係者だったりとか、蓋をあけてみれば泥棒が店番やって、泥棒仲間が値付けして、泥棒が1円玉置いて宝石かっぱらっていったような騒ぎに他ならないんだが、さて、コレって、
窃盗なのか横領なのか詐欺なのか。まぁ、驚天動地・前代未聞の大犯罪には違いないんだが、そんなジサクジエンのネタがもうひとつ出てきました。他でもない、植草一秀の『知られざる真実』サイトさんちなんだが、
日本郵政の西川善文社長の人脈で日本郵政執行役として「かんぽの宿」一括売却を担当したのは伊藤和博執行役で、伊藤氏は不動産会社「ザイマックス」に在籍した経歴を有する。「東京サバイバル情報」様によると、「ザイマックス」という会社は元はリクルートビルマネジメントという会社で、1990年3月にリクルートより独立したとのことだ。オリックスが株主として出資しており、本社所在地は港区赤坂1-1-1である。これこそ、「ザ・レッドスロープ」との感がある。
また、狢が一匹出てきたね。そういやオリックスの前に不動産を捨て値で落札したのはリクルートコスモス関係だった。結局、根っこを辿ってみるとすべてズルズルと繋がっているわけで、「入札」と言いながら実は「入札」にあらず、すべて身内で分け合ってるわけだ。酷いね、どうも。で、植草氏は、さすがにコレの専門家、人生賭けて戦ってる人なので、ズバリ、泥棒どもの目的を暴いてます。
「郵便」と「郵便局」を「日本郵政」にぶら下げて株式を上場させた上で、いずれ時期を見定めて「郵便」を切り離す。「郵便」を切り離した「日本郵政」はもはや「日本地所」である。外国資本は安い価格の「日本郵政」を買い取り、高い価格の「日本地所」を売り抜けるのだ。また、株式会社運営の下での透明性のない事業活動によって、今回の「かんぽの宿」売却のようなディールを展開する。

これが「郵政利権化」のシナリオであると考えられる。
ヤクザが会社を乗っ取って解体するのと同じ構図なんだがね。この絵を描いたヤツは、よっぽど育ちの悪いヤツだ。二代目、三代目でお育ちのよろしい政治家どもが、すぐには理解できなかったのも無理はない。つうか、政治家だったり教授だったりするヤクザも一部にはいるようなので、犯人はそこら辺だと睨んだがね。

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