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米朝接近に警戒感 ヒル氏訪朝「時期尚早」
2007年6月23日 19時02分
政府は23日、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補から北朝鮮高官との協議結果について説明を受けたが、北朝鮮への譲歩とも受け取られかねない米朝の接近ぶりに「北朝鮮ペースで交渉が進む恐れがある」(外務省幹部)と警戒感を強めている。
ヒル氏は日本側首席代表の佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長との会談後に記者会見し「北朝鮮の核施設の無能力化などに向け、良い議論ができた」と強調した。
だが、政府内には非核化に向けた具体的な行動が伴わないまま北朝鮮との対話を急いだ米国の対応を疑問視する見方も根強い。麻生太郎外相は22日の記者会見で「ヒル氏が北朝鮮に焦って行ったことで足元を見られかねない」と不快感を隠さず、外務省幹部は「北朝鮮が新たな条件を突き付けてくる可能性があり、訪朝は時期尚早だった」と批判的だ。
(共同)
東京新聞(電子版)より
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日本政府の焦りを感じる発言に、日本が北朝鮮を敵視するのが核の問題でも拉致問題でもないことがよくわかるね。
日本の国内向けに絶大な効果をもたらした反北朝鮮プロパガンダもまったく国際的にはまったく通用しなくて、逆に不信感をもたれている。「日本は何がしたいの?」から「いい加減にしたら」に変わってきている。
自分の思い通りにならないからと不満をぶつける日本の姿は、かって欧米のアジア進出の手下として仲間入りした後、アジアを支配しようとして孤立していった過去を思い起こす。
まぁ、現在の安倍政権の仲間はどいつもこいつもその過去のDNAを受け継いだものだから当然なのか。
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