国際的にウルトラナショナリストのタカ派政権と報じられる安倍政権は今や世界で誰も評価するものはいないだろう。ファシストの臭いがする人間なんかと仲良くなりたい奴はいない。せいぜい金が欲しい独裁国家だけだろう。
まぁ、これが他の先進国ならとっくの昔に国民世論の大反発を受けて引きずり下ろされているのだが、翼賛メディアが跋扈している日本では事実上情報鎖国しているから、まったく何の問題もなく安倍ファシスト政権は元気いっぱいだ。
ここのところ憲法改正、集団自衛権がメディアで話題になっている。急速に進む憲法改正へのステップさえ待てず憲法解釈を見直して集団的自衛権行使に道を開き改憲実現前に再軍備化を達成しようともくろんでいる。
例えば、世界のどこぞで米国が侵略戦争を始めれば、日本軍も参戦すると言うことだ。いずれ馬鹿な貧乏人が日米の政財界の為に肉片となり、政府・メディアから「英霊」と称されて肉親は随喜の涙を浮かべ靖国神社に祀られるのだろう。「英霊」と言えば死にに行かされても納得するんだから、なんて薄情なんだろう。
なぜ今、集団的自衛権の解釈変更を急ぐのか?と問われて保守系(ほとんどが保守系なんだけどね)議員や評論家が、「今この地域の安全保障の危険度が高まっている。例えば、北朝鮮の核や北朝鮮のミサイルや北朝鮮の北朝鮮だ。」(笑)
ほんとかよ。以前はソ連が北海道に侵攻してくるなんて言っていたけど、誰もソ連が攻めてくるなんて思っていなかった。冷戦は終わりソ連も崩壊してしまった。東北アジアの緊張関係は、中台、南北朝鮮関係だったのだが、この2つは双方の努力でほとんどリスクとして無視できるようになっている。東北アジアに際だった緊張なんて無かった。
安全保障のリスクが無くなって困ったタカ派勢力がこれまで鼻くそほども相手にしていなかった北朝鮮を仮想的に仕立て上げたんだろうが。それにネオコンブッシュ政権が乗っかったわけだ。だが、ネオコンは世界中に緊張を作り出したあげく、収拾がつかなくなって世界の批判の的になり政権から放逐された。
だから、今ある北朝鮮と米国と日本の緊張関係は、今や米国は外交方針を転換し、日朝の緊張関係だけが残された。
この緊張関係は日本自身が作り上げた自作自演のものだ。
日本政府こそが、紛争を起こそうと火付けするのを止めるべきだ。
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