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02/07-13:05--たい焼き　ブームじわり　「店舗型」が続々

　寒い時期には特に恋しいたい焼き―。岡山県内で新しいタイプの店舗型のたい焼き屋が増加し、ブームになりつつある。各店とも食感や中身、見た目など、これまでとは一味違った商品を用意。ブームの背景には、不景気があるとの分析もあり、人気にますます拍車が掛かりそうだ。 　全国展開する最大手「たい夢」は岡山、倉敷市内に８店舗を持ち、０８年２月、倉敷市連島町連島に１号店をオープン。つぶあん、こしあん、クリームの定番に加え、季節に応じチョコクリーム、焼きいもあんなどバラエティに富んだ商品を展開している。 　同店の特徴は、歯応えのいい皮。油を一切使わず高温、短時間で焼き上げ、香ばしいカリッとした食感を実現した。全店舗で１日約１万個を売り上げる人気ぶり。今年は県北にも進出し、県内で５店舗を出店する予定。 　「木村家のたい焼き」は、岡山市内を中心に５店あり、小倉あん、白玉の入ったこもちあん、カレーなど５種類。回りに生地があふれてできた「羽根」が付いているのが特徴で、今までにない形がうけている。 　０８年１０月に同市藤原に１号店をオープンし、１店舗で１日約８００個売れる。今後の出店数は未定だが、県内を中心に出店を進めていくという。 　同１１月に同市十日市西町で開店した「十勝や」にはあんこ、バニラカスタード、チーズカレーなど５種類。パリッとした食感を出すため、生地に小麦粉と�犂覿犯詭��瓩諒瓦鮖藩僉Ｈ蕕世韻量�も楽しんでもらおうと、同店も「羽根」付きで売っている。 　忙しい時は、１日１６００個も売れるという。商品の希少性を高めようと、新規出店はあまり考えていない。 　「ぶっかけうどん」で有名なふるいち（倉敷市阿知２丁目）は、岡山市絵図町の健幸プラザ店、総社市総社の総社店の２店舗で、白いたい焼き「しるこたい焼き」を販売している。 　生地には、焼いても白くなる特殊な粉を使用。低温で焼き、焦がさないよう注意を払う。元々まんじゅうを作っていたが、子どもでも好んで食べてもらえるものを作ろうと、たい焼き型を採用。もちもちと柔らかい独自の新しい食感が人気となっている。 　関係者によると、約３年前から関東や関西でたい焼きがブームとなり、岡山でも徐々に浸透し、店舗も増えてきた。 　従来のたい焼きと言えば、屋台が中心だったが、最近は店舗で販売されているのが大きな特徴。岡山で初めて店舗販売を導入した「たい夢」は、衛生的で、特徴ある商品が人気の秘けつと分析する。 　「木村家のたい焼き」は「ケーキより安く気軽に買える」と強調。「十勝や」は「不景気の中、手軽に小腹を満たしてくれるたい焼きに人気が集まっているのではないか」と推測している。

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