商店街の活性化について講演する原田弘子さん
商店街の活性化について話し合う「大分まちづくりフォーラム」が六日、大分市内であった。県内でも空き店舗の増加など商店街の衰退が深刻化しており、事例発表やパネルディスカッションを通して、にぎわいを取り戻すための方策について活発な論議を交わした。
マネジメントオフィスHARADA代表の原田弘子さん(広島県府中市)が「まちで何が起きているのか―空き店舗の現状と解消・活用」と題して講演した。
原田さんは地域の活性化を支援するタウンマネジャーとして広島県呉市の商店街の振興に取り組んでおり、県内では佐伯市や日田市のまちづくりにかかわっている。
各地の取り組みを紹介しながら、商店街のにぎわい創出や新規開業を促す環境づくりについて説明。「開業希望者のニーズを調べ情報を一元管理してほしい。開業後の経営相談体制の整備も不可欠」と述べた。
「まちのにぎわいとは」と題したパネルディスカッションには、豊後高田市で食品店を経営する清末浩一さん、テレビリポーターの岩崎朋美さん、佐藤健県企画振興部長が参加。岩崎さんは「人を呼び込むためには、街のことをもっと知りたいと思わせるような効果的なアピール方法が必要。メディアを有効活用してほしい」と話した。
フォーラムには商店街関係者や県、市町村の職員など約百五十人が参加。大分市の担当者が、昨年七月に内閣府の認定を受けた中心市街地活性化基本計画について報告した。
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