医師免許がない男が8年にわたり医師に成り済まし給与をだまし取ったとされる事件で、警視庁生活環境課などは13日、医師としての給与約3500万円をだまし取ったとして、詐欺と偽造公文書行使の疑いで、無職山城英樹容疑者(33)を再逮捕した。
調べでは、山城容疑者は東京都稲城市など2カ所の私立病院に「慶応大医学部出身」とうそを言ったり、偽造した医師免許のコピーを提示したりして就職。02年1月から昨年11月まで、給与計約3500万円を詐取した疑い。
同課によると、03年に結婚し、その後離婚した元妻も、逮捕されるまで山城容疑者を医師と信じていたという。
これまでの調べで、山城容疑者が医師に成り済まして手に入れた給与は、総額約8200万円に上るという。
[2006/3/13/17:41]