忘れたときに備えた記録

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2006-05-26(Friday)

最近

ファイルサーバの耐久性を向上させようと急に思い立って、RAIDやらLVMやらを勉強中。「VMware最高!」とか言いながら何度もOSを再インストールしたりディスクイメージを作り直したりしています。

そんな風にして拵えたメモがこれ。

[RAID] RAIDを使っていてディスクを交換する場合

Linux上で、複数のディスクを組み合わせてソフトウェアRAIDを使っていて、ディスクの一つが壊れたら当然交換することになる。 交換した後のディスクを、生きているディスクと組み合わせてRAIDを復旧する方法は以下の通り

前提条件

  • OS は Debian 3.1
  • /dev/hdb1 と /dev/hdc1 を使って、/dev/md0 を構成(RAID1)
  • /hdcが壊れたとする

とりあえず生きているディスクだけで、RAIDデバイス復帰させる

# mdadm -A /dev/md0 /dev/hdb1

新しいディスクをこのRAIDデバイスに追加する

# mdadm --manage /dev/md0 --add /dev/hdc1

復帰状況は以下のようにして分かる

# watch cat /proc/mdadm

[RAID] ディスクが欠けた状態のRAIDを新規に作る方法

# mdadm -C /dev/md0 -l 1 -n 2 /dev/hda1 missing

欠けている分を missing として記述するのがポイント。よく分かってない頃、これを

# mdadm -C /dev/md0 -l 1 -n 2 /dev/hda1

とか(エラーが出て失敗)

# mdadm -C /dev/md0 -l 1 -n 1 -f /dev/hda1

とか(2台で構成したRAIDの片方が無いのではなく、本当に1台だけでRAID1を構成。ディスクの追加ができない)してしまってうまくいかなかったのでメモ。

[RAID][LVM] KNOPPIX 上で、LVM on RAID を認識させる方法

前提条件

  • OS は Debian 3.1
  • ソフトウェアRAIDの管理コマンド mdadm で/dev/md0, md1, md2を作成
  • LVMを使って、md0, md1, md2からボリュームグループ vg を作成(インストーラによる)
  • vg の中で論理ボリューム home, tmp, tmp, varを作成してマウントして使用(同上)

こういうマシンでKNOPPIXを使ったときに、これらの論理ボリュームをKNOPPIXで参照できるまでに必要な手順

使ったKNOPPIXはKNOPPIX 5.0 DVD(CeBIT2006)日本語版

  1. KNOPPIXを起動する
  2. su でルートになる
  3. RAID デバイスの復元
    1. "# modprobe md_mod" でmdadmの実行に必要なモジュールをロード
    2. "# mknod /dev/md0 b 9 0" などとしてデバイスファイルを作る(md1 なら "b 9 1")
    3. "# mdadm -A /dev/md0 /dev/hda1 /dev/hdd1" などとしてRAIDを復元。構成はあらかじめメモする必要がある
  4. LVM の復元
    1. "# aptitude lvm2" でLVM関係のパッケージをインストール
    2. /etc/lvm/lvm.conf の "md_component_detection = 0"を "md_component_detection = 1"に修正
    3. "# ln -s /lib/lvm-200/* /sbin/" として、リンクを張る
    4. "# vgscan -v" として、ボリュームグループ vg を構成するデバイスとして md0などが使用されていることを確認する(lvm.confを修正せずにこの手順を踏むと、md0等の代わりにそれを構成する実際のディスク(hda1など)を使用すると誤認してしまう)
    5. "# vgchange -a y"とすれば、ボリュームグループがアクティブになって、デバイスファイル(/dev/vg/homeなどの各論理ボリューム)が自動的に復元される
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