芝焼きは平成10年から毎年行われていて、倉敷マスカットスタジアムのこの時期の風物詩となっています。職員や管理者など5人が作業にあたり、外野の天然芝およそ9000平方メートルを徐々に焼いていきました。きょうの倉敷市は日中の最高気温が11・2度と3月上旬並みの陽気で、きのうぱらついた雨の影響もほとんどなく、火は勢いよく燃え広がり、徐々に「黒の絨毯」へと姿を変えていきました。炭は新芽の発芽を促進し、病害虫の駆除にもつながるということで、焼いた芝は今後、ブラシをかけて外野一面に広げられます。倉敷マスカットスタジアムでは、来月8日をはじめ、プロ野球のオープン戦が2試合開催されます。また、今シーズン唯一のプロ野球公式戦は4月28日に実施される予定で、その頃には緑の新しい芝が生え揃うということです。
交流会には市民グループや大学、企業、行政の関係者らおよそ70人が参加しました。それぞれの分野の人が集い交流することで、新たな連携や活動を生み出そうと、備中県民局が初めて開催しました。きょうは講演会や座談会が行われ、地域での子育て支援のあり方や互いの役割、可能性を探りました。講演の中で日本福祉大学子ども発達学部の渡辺顕一郎教授は「世代を超えた子育て経験の受け渡しや子育て現役世代の支えあいといった縦と横のつながりが薄れている」とし、「かつて良く見られた井戸端会議みたいなものを意図的に作っていく必要がある」と母親が孤立化し、悩みや不安を抱え込んでしまう現状に警鐘を鳴らしました。渡辺教授「(こういう現状の中)今の親はよくやっている。それに対して誰も評価してくれないというしんどさがある」岡山県では「新岡山いきいき子どもプラン」を策定し、産・学・官・民の協働による子育て支援の輪の広がりを目指しています。
表彰されたのは、倉敷市児島稗田町の本城哲也さん、博子さん夫妻と同じく児島稗田町の大石哲郎さんと近藤清一さんの4人です。4人は、去年の12月25日の夜10時半ごろ近所で発生した民家火災を発見し、119番通報するとともに、消火器などで初期消火活動を行いました。発生当時、住人2人が二階で寝ていて、火災には気づいていませんでしたが、4人の、迅速で機敏な行動で、建物の一階の一部を焼失するのみにとどめました。児島消防署の片山龍三署長は、「被害を最小限に止め人命と財産を守ることが出来た」と4人の行動を讃えました。