ブログ炎上・・・
普段からタバコの灰のひと欠片ほども燃えていない私のブログには、全く縁のないことですが、言われのない中傷などのコメントが無差別爆撃のごとく続くブログ炎上は、ブロガーにとって最も恐れる事態であることは言うまでもありません。そんなブログ炎上でとうとう、名誉毀損や脅迫で19人が書類送検される事態に至ってしまいました。
asahi.com(朝日新聞社):ブログに中傷書き込み、18人書類送検へ 名誉棄損容疑 - 社会 から2009年2月5日22時10分に引用お笑いタレントのスマイリーキクチさん(37)のブログに事実無根の中傷を書き込んだとして、警視庁は17〜45歳の男女18人を近く名誉棄損容疑で書類送検する方針を固めた。5日、中野署への取材でわかった。また、同署は、キクチさんを「殺す」などと殺害を予告する内容を書き込んだとして、川崎市の女(29)を脅迫の疑いで4日に書類送検した。
ブログなどへの集団書き込みに対する一斉摘発は極めて異例で、同署は「同じようなネット上の中傷はたくさんあり、こういうことをすれば警察に摘発されるんだと警告する目的もある」としている。
世の中、限度というものがあるということでしょう。それはネットの世界でも同じはずです。彼らのコメントを直に見ていないので断定はできませんが、送検されるということは、見せしめ目的もあるとは言っても、相当悪質だったということでしょう。残念ながら、ブログ炎上は、これに限ったことではありませんからね。
加害者側の観点から見てブログ炎上の恐ろしいところは、匿名だと思い込むことによって、本来、持っているはずであるモラルが失われてしまうことです。普段は温厚な人が、ハンドルを持ったら人が変わるというのも、その典型です。「くるま」という狭く閉ざされた空間が、「自分が外からは見えない」という錯覚が引き起してドライバーを大胆にさせるのです。いずれのケースも自分にとって最悪か、それに近い事態に遭遇するまで、そのことに気がつかないのが、「匿名が引き起こす『暴力』」の怖いところなのです。
今回の事件で改めて思うのですが、最近の社会は自らの身を守ることに対して疎過ぎるような気がします。ネットが匿名と言っても、それは信頼の上に成り立っているだけのことであって、その気になれば、匿名性が破られることは言うまでもないはずです。ネットの信頼性を守るためにも、ひとりひとりが節度ある行動を取ることが求められるでしょう。ネットに司直の手が何度も入ることは、決して歓迎される事態ではないはずですからね。
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スマイリーキクチ ブログ炎上
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このようなケースで怖いのは、誰もがこのような誘惑に陥る可能性があるということだと思います。
> こんな事がきっかけでネット表現の規制とかに繋がったら、国やマスコミが喜ぶだけですし。
それぞれが注意してネットに接すべきでしょう。
> 蛇足 スマイリーキクチさん、知らない人です。
はい。私も知らない人です・・・