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性的暴行:全教組も内紛状態に

 全国民主労働組合総連盟(民主労総)の幹部による性的暴行未遂事件をめぐり、民主労総のみならず、全国教職員労働組合(全教組)も内紛状態になりつつある。

 今回の事件の被害者Aさんが全教組の組合員であるにもかかわらず、全教組の執行部が事件をもみ消すために圧力を加えたという疑惑が浮上し、全教組のチョン・ジンフ委員長の辞任を求める主張が出ている。

 全教組のソウル小学部南部支部のチョ・ジニ支部長は6日、インターネットの掲示板「組合員の庭」で、「被害者を助け、守っていかなければならない執行部が、事件の隠ぺいや矮小(わいしょう)化、懐柔、でっち上げなど、2次的な加害行為に及ぶとは(信じられない)」と述べた上で、「7日に行われる組合員研修会の席上で、今回の事件について正確な事実を明らかにすべきだ」と求めた。

 7、8日の両日、忠清北道忠州市で行われる組合員研修会では、全教組の委員長の辞任を求める一部の組合員と執行部が衝突する事態が予想されている。

 一方、民主労総はこの日、「国民に対する謝罪文」を発表し、「国民にご迷惑をおかけし、また失望感を抱かせたことについて深く謝罪し許しを求めたい」と述べた。また、「執行部の総退陣」を強く求めた副委員長5人が自ら辞任した。

オ・ヒョンソク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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