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釜山新港、韓国初の無人自動クレーン導入(上)

 釜山新港で韓国初の無人自動ヤードクレーンの稼働が本格的に始まり、港湾設備のハイテク時代が幕を開けた。

 6日午後1時ごろ、釜山市江西区と慶尚南道鎮海市にまたがる釜山新港の北コンテナ・ターミナルにある韓進海運の新港ターミナル。暫定的にオープンした同ターミナルに、4000TEU(コンテナの個数を数える単位、20フィートコンテナ1個で1TEU)クラスのコンテナ船「韓進ロサンゼルス号」が到着し、荷役作業が始まった。荷役作業には韓国で初めて設置された最先端のガントリークレーン「テンダム」が使われた。このクレーンは20フィートコンテナ4個、または40フィートコンテナ2個を同時に陸揚げできる。韓進海運の子会社、新港湾社のチェ・ヨンデ社長は「これまでのクレーンが1時間に陸揚げできるコンテナは36‐40個だったが、テンダムは54個を陸揚げでき、生産性は30%以上向上した」と語った。

 こうして陸揚げされたコンテナは、待機していたコンテナ・トレーラーに載せられ、コンテナヤード(一時集積場)に移された。ヤードにトレーラーが止まると、今度はヤードクレーンがコンテナを持ち上げ、空いている空間に積み上げていった。このヤードクレーンは人間の操縦によらず、自動で動いていた。韓国の港湾では初めて導入された無人自動クレーン「ARMGC」だ。このターミナルにはARMGCが42基設置されている。ARMGCはヤード内の空いている空間を自動的に認識し、トレーラーに載せられたコンテナを運んで積み上げていく。完全な自動システムで、24時間の運用が可能だ。

釜山=クォン・ギョンフン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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