中国のGDP統計は信頼できる=国家統計局長
[北京 6日 ロイター] 中国国家統計局の馬建堂局長は、先月発表された国内総生産(GDP)は操作されていたとの憶測を否定し、統計の信頼性を強調した。
6日付の人民日報が同局長の主張を伝えた。
長年にわたり中国の経済指標は、当局が景気の好不調をならし悪材料を隠すよう手を加えているのではと外部のアナリストから疑問視されている。
中国は1月に、2008年第4・四半期のGDP伸び率は前年比6.8%と発表したが、これを機に疑惑が再燃した。
一部のエコノミストは、同時期の電力消費の落ち込みを引き合いに、当局が成長率を膨らませたとしたと疑いを持っているが、同局長はこの主張を否定。
同紙に対し「こういう意見を持っている人は、経済運営における複数要因の関連性を理解していない」と述べた。
また、今年の数字が良くみえるように昨年第4・四半期GDPを控えめにしたとの主張については「根拠がなくまったく主観的な仮説だ」と述べた。
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