県は9日から、ドクターヘリ運航に向けた事前訓練を始める。当面は3月26日の運航開始を目指し、3月下旬まで週2、3回のペースで訓練を行う。
 運航委託先の「中日本航空」(本社・愛知県豊山町)とは契約済み。運用する機体「E135」(ユーロコプター社製)も既に本県入りし、青森空港内に待機している。
 9日の訓練は、八戸市の新井田川河川防災ステーション内ヘリポートで実施。ヘリの暫定配備先となる八戸市立市民病院の医師、看護師が飛行体験する。
 事前訓練では操縦士が県内の地形や離着陸場を把握するほか、病院間搬送なども行う。訓練回数は2月九回、3月十回を予定する。
 また、消防や医療関係者を集めた説明会を今月から県内六圏域ごとに開く予定。県医療薬務課や八戸市立市民病院、中日本航空の関係者が運航について説明する。