小和田恒氏、国際司法裁判所長に
皇太子妃・雅子さまの父で、元国連大使の小和田恒さんが日本人として初めて国際司法裁判所の所長に就任しました。
外務省によりますと、オランダのハーグにある国際司法裁判所は6日、小和田恒さんを15人いる裁判官の互選で所長に選出しました。
小和田さんは、皇太子妃・雅子さまの父で、外務省の事務次官を経て国連大使を務めた後、2003年に国際司法裁判所の裁判官に就任しました。
中曽根外務大臣は、小和田さんの所長就任について「日本人として初の裁判所長に就任したことは、小和田さんへの高い評価を示すものであり、その意義は大きい」という談話を発表しました。
国際司法裁判所は国家間の紛争を裁くため、1945年に設立された国連の司法機関で、所長の任期は3年です。(07日09:05)