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上蓬莱橋に防止柵取り付け工事/福島

2009年02月06日 16時34分配信

福島市松川地区の上蓬莱橋に落下物などの防止柵を取り付ける工事が2日から始まった。

阿武隈川にかかる橋で、松川町と立子山地区を結び、橋と川面との高低差は最大約60mある。

工事は3月17日に完了する見通し。

工事は約2750万円をかけて橋の両側に高さ約2・5m、長さ129mにわたり柵を設置。

身を乗り出せないように、上部は内側に湾曲した形状となる。

市によると橋から見渡せる景観美を維持するため、ごみなどのポイ捨てを防ぐのが狙い。

しかし、橋をめぐっては、橋上からの投身自殺が相次ぎ、両地区の自治振興協議会から対策を求める要望があった。

市議会でも質問が出るなど安全対策に向けた働きかけがあった。

福島署によると同橋から飛び降りたとみられる自殺者は、平成18年に3人、19年2人、20年が3人と後を絶たない。

市道路管理課では、ごみの落下をはじめ事故防止にもつながるはずと期待している。

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