福岡市西区で飛び降り自殺した同市立内浜中１年の男子生徒（１３）の母親が６日夜、福岡市役所で記者会見し、自殺と体罰との因果関係を否定した学校側の報告に関し「わたしが知りたいと思う情報はなかった。（校長は）息子の遺影に報告できるのか」と述べ、学校側の対応を厳しく批判した。

　報告書が七ページと少ないことにも不満を示し「遺族としては犯人を捜すとか原因の追及とかではなく、何があったかが知りたいだけだ」と強調。学校側に対して、今後も十分な説明を求めていく姿勢を示した。

　母親の説明によると、自宅を訪れた薄公治校長は報告書を手渡した直後に引き揚げる姿勢を見せ、母親が「話をする意思はないのか」と問い掛けると「本日はありません」と述べたという。

[ 2009年02月06日 23:38 ]