福岡市立内浜中の1年生男子が飛び降り自殺した問題で、学校側は6日、「学校生活とのつながりは考えにくい」とする報告書を遺族に提出した。生徒の携帯電話には亡くなる3日前に「先生がまたなぐった」などと友人に相談しようとした未送信メールが残され、昨年6月には、同級生へのいじめを疑った担任教諭から体罰を受けていた。
薄公治校長によると、調査は担任教諭や、これまでかかわりのあった全教員、友人を対象に実施した。薄校長は昨年6月の指導について「友人との関係を指導するなかで、正直に話してもらいたいという気持ちがあり、行き過ぎた行為につながった」と説明。報告書のなかでも謝罪したと述べた。一方、友人からも自殺をほのめかすような言動が一切聞かれなかったと指摘した。【高橋咲子】
毎日新聞 2009年2月6日 21時05分