高山原住民族タイヤル族とサイセット族には入れ墨の風習があった。
タイヤルの男子の額に入れ墨をするが、古くは戦鬪に参加した者でなければ許されなかった。女子は結婚すると両頬から口のまわりにかけて入れる。
サイセット族の男子は額、下顎および胸部に入れ墨し、女子は額のみで頬にはしない。男女とも成年に達したしるしであった。
パイワン、ピュマの貴族やアミにもからだに入れ墨する風習があった。入れ墨は門閥を現したり、また勇者のしるしにも使われた。
日本時代に男性は額と顎、女性は両頬に入れ墨を風習があったが、禁止され、根絶された。
左図は高山原住民族タイヤル族の額と顎に入れ墨の男 右図は高山原住民族タイヤル族の両頬に入れ墨の女
最後入れ墨の高山原住民族の人