救急出動、1年間で19万件減
昨年の救急出動件数は510万31件で、前年と比べ約19万件減少したことが、総務省消防庁のまとめ(速報)で明らかになった。搬送人員も約22万件減少した。
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まとめによると、昨年一年間の救急出動件数は510万31件で、前年の529万236件から19万205件(3.6%)減少。
また、搬送人員は468万606件で、前年の490万2753件から22万2147件(4.5%)減少した。
都道府県別に救急出動件数を見ると、減少の幅が大きかったのは、北海道、大阪(共に5.6%減)、東京(5.5%減)の順で、大都市部での減少が目立った。
救急出動件数が減少した消防本部(639本部)にその理由を聞いたところ、全体の68.5%が「一般市民への救急自動車の適正利用などの広報活動」を挙げており、2番目に多かった「頻回利用者への個別指導と毅然たる対応」(19.4%)を大きく引き離した。
消防庁の担当者は「今年も引き続き、救急自動車の適正利用について市民へ広報していきたい」と話している。
更新:2009/02/06 19:57 キャリアブレイン
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