(CNN) 南米コロンビア北東部セレホンの炭鉱で、体長12.8メートル、推定体重1135キロと巨大なヘビの化石が見つかった。約5800─6000年前に生息していたと考えられ、これまでに地球上に登場した中でも最も巨大なヘビだと見られる。
カナダ・トロント大学のジェイソン・J・ヘッド氏が率いる研究チームが発掘し、英科学誌ネイチャーに発表した。
現在、南米や東南アジアなどの熱帯地域に生息するニシキヘビなどは、体長が6─6.5メートルほど。見つかった化石がこの2倍を超える大きさであることから、化石が見つかった地域は6000年前、現在よりも気温が高かったと考えられるという。
これは、変温動物のヘビが大きく成長するために必要な条件から割り出したもので、平均気温は30─34℃と見られている。