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抗議船と調査捕鯨船が衝突、「前例のない攻撃」とシーシェパード

  • 2009年02月06日 13:49 発信地:シドニー/オーストラリア
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米環境保護団体「シーシェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」が提供した、南極海で日本の調査捕鯨船「第2勇新丸」(写真奥)の後部と衝突する、同団体の抗議船スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)号(手前、2009年2月6日提供)。(c)AFP/SEA SHEPHERD/Adam LAU

【2月6日 AFP】(写真追加)強硬派米環境保護団体「シーシェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」は6日、同団体の抗議船スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)号が、南極海で日本の調査捕鯨船と衝突したことを明らかにし、「前例のない攻撃」として捕鯨船団側を非難した。

 スティーブ・アーウィン号のポール・ワトソン(Paul Watson)船長はAFPに対し、「『第2勇新丸』(が捕獲したクジラ)の輸送を妨害していたところ、『第1勇新丸』が前に割って入った」「避けるためには、第1勇新丸に衝突せざるをえなかった。後退しようとしたが、第2勇新丸が移動したため衝突を避けることができなかった」などと説明した。

 ワトソン船長によれば、捕鯨船の手すりがわずかに損傷したという。

 シーシェパードは過去5年間にわたり、南極海での日本の調査捕鯨の妨害を続けているが、ワトソン船長は「今回は(捕鯨船が)今までになく攻撃的だ」と指摘。「彼ら(捕鯨船団)は明らかに、(捕鯨ができず)利益が得られないことについて苛立ちがたまっている。われわれの妨害活動を阻止するためには、何をやってもいいと命令されているのだ」と述べた。

 一方、調査捕鯨を行う日本鯨類研究所(Institute of Cetacean ResearchICR)の広報官、グレン・インウッド(Glenn Inwood)氏は豪AAP通信(Australian Associated Press)の取材に、衝突についてはまだ情報を得てはいないとした上で、「どんな船も犯罪者に対して防衛する権利がある。日本が行っているのは、シーシェパードから身を守る行為だ」と話した。(c)AFP

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