中国新聞オンライン
中国新聞 購読・試読のお申し込み
サイト内検索

新広島市民球場、来月28日に完成式 '09/2/4

 ▽4月には市民招待も

 広島市は三日、新広島市民球場(南区)の完成式を三月二十八日に行うことを決めた。その後も、ファンや関係者向けのお披露目が相次ぐ。市民、経済界が支援した「夢の器」がいよいよ誕生する。

 式典は天然芝のグラウンドが見渡せる内野スタンドである。建設主体である広島市の秋葉忠利市長、藤田雄山知事、広島商工会議所など地元経済四団体の代表者、広島東洋カープの松田元オーナーたち約二百人が祝う。

 一月末で工事の進ちょく率は九割を超えている。工期は三月十六日まで。市は三月末、建設を担う五洋建設(東京)などの共同企業体(JV)から引き渡しを受ける。

 四月はイベントが続く。市と広島商議所は二日、寄付者の地元企業やアマスポーツ関係者、県と市のミニ公募債の購入者から抽選で選ばれた招待者たち約三千人を対象に見学会を開く。四日は、中国放送と球場の指定管理者となるカープが市民約二万人を招待する。

 二〇〇七年十一月下旬の着工から完成までの歳月は約一年四カ月。建設費は九十億円を投じた。球場内を一周できるコンコース、宙に浮いているようなパフォーマンスシート、グラウンドにせり出した砂かぶり席と、観客により楽しんでもらうための仕掛けも満載だ。

 初のプロ野球公式戦は四月十日。新球場を新たな感動の舞台に、カープとファンの歩みが始まる。(武内宏介)




HomeTopBack
安全安心
おでかけ