2009年2月6日 13時11分更新
県は、中学3年生までの子どもの医療費を、全国の都道府県で初めてことし10月から一律で無料にすることを決め、新年度予算で25億円あまりを計上することになりました。
県は、入院費を無料とする子どもの対象年齢を去年4月に、5歳未満から中学3年生までに引き上げましたがことし10月からは、通院による医療費についても、無料の対象を、小学生未満から中学3年生まで引き上げることを決めました。
これらの医療費は、県と市町村が折半して負担することになり県は新年度・平成21年度予算で25億7000万円を計上することになりました。
厚生労働省によりますと、中学3年生までの子どもの医療費について、所得制限などの条件を設けずに一律で無料にするのは、全国の都道府県で、群馬県が初めてだということです。
県の大沢正明知事は、「これまで医療費の負担は市町村でバラつきがあったが、県内どこに住んでいても同じサービスを提供できるようにするため決断した。今後も女性が子どもを産みやすく育てやすい環境を整えていきたい」と話しています。