Mac OS X 10.5でPPTP接続する方法

 Mac OS Xのバージョンも現在では10.5.4に上がり、10.4以前に比べてインターフェースが変更になっています。10.5になってからは、アプリケーションフォルダの下に存在していた「インターネット接続」がなくなっています。その関係で、10.4以前とは設定方法が変わりました。そのため、10.5用に新たにマニュアルを作成することにしました。御参考にしていただければ幸いです。
 「Mac OS X 10.5(Leopard)でみあこネット+PPTP接続」のページでも書きましたが、サービスの順序を適切に設定しておかないと、「FirefoxではWebページを閲覧することが出来るのに、Safariではうまく行かない。」といったような症状が発生します。設定方法に関しては、こちらを御覧下さい。

1. まず、アップルメニューから「システム環境設定」を選択します。(図1)

システム環境設定
(図1)システム環境設定画面

2. 次に、その中から「ネットワーク」をクリックします。
 そして、リスト下部の「+」(追加)をクリックします。(図2)

設定前画面
(図2)PPTP接続設定前のネットワーク設定画面

3. すると、インターフェース選択画面が表示されます。
 インターフェース名には「VPN」、VPNタイプには「PPTP」を指定します。
 サービス名には御自身でわかるような名称をつけられるとよいと思います。(ここでは「KUINS-PPTP」としました。)
  設定に問題がないようでしたら、「作成」をクリックします。(図3)

VPN指定画面
(図3)インターフェース及びVPNタイプ設定画面

4. その後、設定画面が表示されます。(図4)
 この時点では、サービスとして「KUINS-PPTP」が登録されているだけです。

サービス初期値
(図4)新たにサービスが登録されている様子

5. ここから各項目の設定に移ります。
 「構成」を「デフォルト」から別名に変更しておきます。ここでは「KUINS-PPTP」としました。
  この画面での設定項目は以下の通りです。
  暗号化に関する選択肢も表示されますので、「自動(128ビットまたは40ビット)」を選択します。(図5)

設定初期状態
(図5)サーバアドレスとアカウント名と暗号化設定

6. 次に、DNSサーバの設定を行います。
 図5右下の「詳細」をクリックし、上部のタブ「DNS」をクリックします。
 そうすると、DNSサーバの設定画面が表示されます。
 画面左下の「+」をクリックして、10.224.253.1と10.224.254.1を値に追加します。(図6)

DNSサーバ設定画面
(図6)DNSサーバ設定画面

7. その後、プロキシの設定も行います。
 「FTPプロキシ」、「Webプロキシ(HTTP)」、「保護されたWebプロキシ(HTTPS)」にチェックを入れ、各プロキシサーバのホスト名に「proxy.kuins.net」、ポート番号に「8080」を入力します。(図7)

プロキシ設定画面
(図7)プロキシサーバ設定画面

8. 「認証設定」を選択すると、ユーザ認証方法の選択画面が表示されます。
 表示後に「パスワード」を選択して、「OK」をクリックします。(図8)
 その後で、右下の「適用」をクリックして設定を保存しておきます。

ユーザ認証選択
(図8)ユーザ認証方法選択画面

9. 設定保存後に「接続」ボタンがアクティブになりますので、これをクリックして下さい。
 すると、パスワード入力要求画面が表示されます。(図9)

パスワード入力画面
(図9)パスワード入力要求画面

10. ここで、教育用システムのパスワードを入力します。
 「OK」をクリックすると、接続作業が開始されます。
 無事に接続が完了すると、このような表示になります。(図10)

接続完了
(図10)接続完了画面

11. 接続を解除したい場合は、「接続解除」ボタンをクリックします。
 接続が切断されると、以下のような画面となります。(図11)

接続解除
(図11)接続解除画面

 以上でMac OS X 10.5(Leopard)での接続設定は完了です。お疲れ様でした。

 万一、PPTP接続がうまく行かない場合は、サービスの順序を設定し直すことで解決する場合があります。設定方法はこちらを御覧下さい。