岡山放送局

2009年2月6日 13時16分更新

倉敷で放火の女の初公判


去年11月、倉敷市で建築中の住宅に火をつけたとして放火の罪に問われている女の初公判が岡山地方裁判所で開かれ、女は「まちがいありません」と述べて起訴事実を認めました。

起訴状などによりますと、倉敷市五日市の無職、大さき綾子被告(53)は去年11月、自宅近くの建築中だった2階建ての住宅に新聞紙とライターを使って火をつけ、住宅の柱や床などを焼いたとして放火の罪に問われています。

岡山地方裁判所で開かれた5日の初公判で、大さき被告は「まちがいありません」と起訴事実を認めました。

続いて行われた冒頭陳述で検察側は「大さき被告は近所の住民と土地の境界線のことでトラブルがあり、その住民の家の隣の建築中の住宅に火をつけ、燃え移ればよいなどと考えた」と指摘しました。

大さき被告は、おととし6月にも近所の別の住宅の納屋に火をつけたとして先月、再逮捕されていて、警察は、ほかにも大さき被告が犯行に及んでいないかどうか調べを進めています。