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元暴力団員、日本刀所持し大阪府庁“襲撃”

2009.1.30 05:00
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 29日午前11時ごろ、大阪市中央区大手前の大阪府庁を訪れた男が橋下徹知事(39)に「会わせんかい」などと言いながら、日本刀のようなものを対応した府民課職員にちらつかせた。

 110番通報で駆けつけた大阪府警東署員らが本館南側にある駐車場で男を発見、刃渡り約74センチの日本刀などを所持していたため、銃刀法違反の現行犯で逮捕した。

 調べによると男は同府高石市の元暴力団員で職業不詳、奥野隆司容疑者(50)。実際に日本刀を所持し、他に短刀(刃渡り約27センチ)を自分の車内に所持していた。

 黒いオープンカーのベンツで府庁舎に乗り付けた奥野容疑者は、真っ白の上下に赤いシャツ、サングラスにオールバックという“いかにも”ないでたち。本館1階にある府民課窓口では職員が対応し、イスに座っていたが、「知事に会わせんかい」「公務員、しゃんとしとけ」「日本の政治が悪い」などと話し、持っていた日本刀をさやから約20センチ抜いて「真剣や」と職員に見せた。

 結局「訳の分からないこと」(捜査関係者)を言うだけ言って気が済んだのか、約5分後に大声を出しながら立ち去ったが、車で駐車場を出ようとしたところで駆けつけた警察官に逮捕された。

 動機などは捜査中だが、奥野容疑者は前日(28日)も同課に来るなど“常連”で、今年に入ってから3回目だったという。

 ちなみに事件当時、橋下知事は府庁本館にはいなかった。


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