千葉県銚子市の市立病院が去年10月から全面休止している問題で、市民グループが市長リコールの本請求を行いました。60日以内に市長の解職の是非を問う住民投票が行われます。
銚子市の市民グループは6日午前、これまでに集めた市長のリコール署名2万3400人分あまりとともに、岡野俊昭市長のリコール請求を市の選挙管理委員会に対して行いました。
この問題は、銚子市立総合病院が医師不足による財政難などを理由に、去年10月から診療を全面休止しているもので、これに対し、市民グループは「市長の公約違反だ」として、リコールの署名を集めていました。
「この病院を休止した元凶は岡野市長の判断ですので、その判断について多くの市民の方々が不信感を持ち、憤っています」(「何とかしよう銚子市民の会」 茂木薫 代表)
有権者の3分の1を超える署名が集まり、正式にリコール請求が行われたことから、今後60日以内に住民投票が行われます。過半数の賛成で岡野市長は失職することになります。(06日10:47)