2009年 2月 5日
岡山市のアパートで火災3人死亡1人重体
5日朝早く、岡山市でアパートが半焼し、3人が死亡、1人が意識不明の重体となっています。警察と消防は良く燃えている1階が火元と見て調べています。この火事は5日午前4時45分ごろ、岡山市広瀬町の小川寿恵子さん(84)が所有する木造2階建てのアパートから出火し、男女3人が死亡、女性1人が意識不明の重体となっているものです。警察によりますと、死亡した3人のうち1人は消火活動にあたっていた隣に住む会社員、松森五郎さん(75)で、残る2人はこのアパートに住む小川さんと次男の祥次さん(58)、重体となっているのは長女加代さん(56)と見られています。松森さんは屋外で、3人はアパートの1階で見つかったということです。アパートはL字型の作りになっていて、小川さん家族3人以外に入居者はいませんでした。3人はその1番奥まった場所で暮らしていて外からも見えにくく、逃げにくい場所だということです。警察と消防では身元の確認を急ぐと共に良く燃えている1階が火元とみて火事の詳しい原因を調べています。

津山市で作業場を焼く火事
5日未明、津山市で工務店の作業場を焼く火事がありました。出火当時、作業場には誰もおらず、警察と消防が火事の原因を調べています。5日午前2時40分ごろ津山市二宮にある、牧元治さんが所有する工務店の作業場から火が出ているのを近くを通りがかった男性が見つけ119番通報しました。火は鉄骨トタンぶき平屋建ての建物、約300平方メートルを焼き約1時間後に消し止められました。作業場には住宅の建築に使われる柱などの材木が保管されていて出火当時は、誰もいませんでした。牧さんの話によりますと倉庫は火の気が無く4日午後5時半以後、人の出入りは無かったとのことです。警察と消防は実況見分を行って、火事の詳しい原因を調べています。

善通寺市で重傷ひき逃げ事件 高校生を逮捕
5日午後、善通寺市で15歳の男子高校生がオートバイにはねられ重傷を負うひき逃げ事件がありました。オートバイを運転していたのは17歳の男子高校生でまもなく逮捕されました。5日午後0時50分ごろ善通寺市生野町で道路を歩いていた15歳の男子高校生が2人乗りのオートバイにはねられ、左足首を骨折するなど全治3ヵ月の重傷を負いました。オートバイが現場から逃走したため警察がひき逃げ事件として捜査していたところ数分後にオートバイの少年が現場に戻ってきたため警察がひき逃げの疑いで逮捕しました。逮捕されたのは善通寺市内の私立高校に通う17歳の男子生徒で、取り調べに対し「無免許運転がばれるのが怖くて逃げた」と供述し容疑を認めているということです。

西大寺会陽 宝木取り
今月21日に行われる西大寺会陽を前に、裸の男たちが奪い合う宝の木、宝木の原木を取りに行く儀式が5日未明に行われました。午前0時、会陽が行われる西大寺観音院を菅笠にわらじを履いた9人の使者が出発しました。約4キロ離れた岡山市広谷の寺、無量寿院を目指します。宝木取りの儀式は無言の行とも呼ばれていて、道中はいっさい声を出すことは許されません。静まりかえった道を提灯の明かりを頼りに黙々と歩いていきます。出発から約40分、寺に到着した一行は住職が祈祷した宝木の原木を受け取り、再び無言で観音院に帰っていきました。今月21日の西大寺会陽では持ち帰った原木で作った2本の宝木が裸の男たちの群れに投下され、激しい争奪戦が繰り広げられます。

三豊市の病院で振り込め詐欺防犯教室
今年に入り香川県内でお年寄りが被害にあう振り込め詐欺が多発していることから警察官が5日、三豊市の病院で防犯教室を開きました。三豊市の西香川病院では署員が振り込め詐欺の手口を説明した後、チラシを配って振り込む前に相談してほしいと呼びかけました。香川県警によりますと今年に入ってから4日までに県内で12件、総額約655万円の振り込め詐欺が発生しています。このうち8件が社会保険事務所の職員を装い、医療費を還付すると言って現金を振り込ませる還付金詐欺で、先月27日には高松市一宮町の30歳代と50歳代の女性2人が15分の間に相次いで被害にあっています。今月13日は年金支給日にあたり、県警では銀行のATMなどで警戒にあたることにしています。

山林に不法投棄 金属回収業の男2人を逮捕
岡山県勝央町の山林に建築廃材などを不法投棄していたとして金属回収業の男2人が廃棄物処理法違反の疑いで4日、警察に逮捕されました。不法投棄の疑いで逮捕されたのは兵庫県たつの市の金属回収業、西川蔵久容疑者(69)と金属回収業手伝い、進藤重明容疑者(63)です。警察の調べによりますと2人は去年、西川容疑者が所有する勝央町の山林にプラスチック製のたる11個、約250キロと建築廃材のレンガ、約1.4トンを不法に捨てた疑いです。西川容疑者らは3年ほど前からこの場所に不法投棄し岡山県が撤去を求めた指導にも従いませんでした。警察の調べに対し西川容疑者らは処分場に持ち込むと金がかかるので山林に投棄したと供述し、容疑を認めているということです。