世界的な科学者たちがGoogleやNASAと組んでSingularity Universityを発足
by Jason Kincaid 2009 年 2 月 3 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

NASA、Google、そして科学と技術の分野の権威あるトップクラスの人たちが、Singularity Universityという名の新しい‘学校’を作るために集まった。それは“人類の大きな課題〔複数形〕”を実現あるいは解決することが目的で、名前は技術進歩がきわめて急速な時期を意味する特異点(singularity)から取られた。それは、これまでにない、世界最高の学校になるはずだ。

このSingularity Universityを支える顔ぶれがすごい。創立者はRay Kurzweil博士(著作家、科学技術者、未来学者)、Peter Diamandis博士(XPRIZE)、Pete Worden(NASA Ames研究所所長)、Robert L. Richards博士(International Space University(ISU)の創立者の一人)、Robert D. Richards博士(ISUの学長)、Michael Simpson博士、そしてGoogleをはじめとするスポンサー企業だ。‘学校’を実際に運営する‘校長’として、Yahooの技術革新チームBrickhouseを作ったSalim Ismailが招かれた。

International Space Universityをモデルとするこの学校は、世界中の優秀な大学院生や専門家たちを集めて、多様な最先端技術の研究に従事させる。主な分野は生物情報科学、ネットワーキング、遺伝学、法律、保健医療、経営学などだ(完全なリストはここで見れる)。

研究課程のワンセッションは9週間構成で、最初の3週間は全分野の基礎を学習する。次の3週間では各分野間の今後ありうる関連性について研究する(たとえば、それまではプロトタイプづくりに使われていた3Dプリンタを、幹細胞から器官を作るために使うことを研究する)。最後の3週は、新たに学んだ知識を使って現実の問題を解く、いわゆる応用技術を研究する。

セッションはカリフォルニア州マウンテンヴューのNASA Ames研究所で行われる。スペースの制約があるので、最初の定員は30名だ。来年度は100名になる。授業料は安くない。一人当たり25000ドルぐらいだが、奨学金制度はある。また、すでに企業等の現場にいる学生には短いセッションも用意される。

[原文へ]

(翻訳:hiwa)

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