Google Mobile Mapsに今夜(米国時間2/4)、Google Latitudeという新しい機能が加わる。ユーザの位置(というかGPSなどで取得する携帯電話の座標情報)を、指定した人(家族、友人、同僚など)に送れるのだ。携帯電話でGoogle Mapsを使っていて、そのときGPS機能が動いていたら、地図上にユーザの現在位置を示す、おなじみの青いドットがピクピク動くだろう。Google Latttudeでは、その青いドットをほかの人と共有化できるわけ。
Google Latitudeは完全にモバイルのアプリケーションだ(携帯電話のブラウザからgoogle.com/latitudeでダウンロードする)。今誰がどこにいるかが分かるし、このアプリケーションで、電話をかける/受ける、メールを送る/受ける、IMするなどができる。ユーザが選んだ相手の位置は、写真入りのアイコンやリストで地図上に表示される。リストの画面は、位置対応Twitterみたいだ。
自分の位置なんて、ひとに知られたくない? なら、指定した人からは隠れることができるし、ウソの位置を手入力することもできる。つまり、個々の相手ごとに、自分のプライバシーをきめ細かく制御できるのだ。
発表時のLatitudeは、Blackberry、Windows Mobile、そしてNokia S60に対応、27か国で使える。来週はAndroidバージョンが出て、iPhoneアプリケーションは乞うご期待だ。合衆国では、全員の位置とメッセージを表示するiGoogle ガジェットもある。
ある意味でLatitudeは、YahooのFire Eagleという地図上位置サービスのプライベートバージョンだ。自分の位置を広く一般にブロードキャストすることはできず、Gmailのユーザに知らせるだけだ(まだGoogleのFriend Connectでは使えない)。
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(翻訳:hiwa)