ジャンプ伊東に携帯で金銭支援  ファンが心強い援軍

　ノルディックスキー・ジャンプで有望株の伊東大貴と伊藤謙司郎（ともにサッポロスキッド）の活動を金銭的に支援するため、第３世代携帯電話によるインターネット通信販売を利用した画期的な取り組みが始まった。事業を展開するモバイルコンビニの北沢孝太郎社長が５日、明らかにした。

　ネット上に固有の選手を応援する支店を立ち上げ、食料品や日用品、化粧品などをそろえる支店での売上総額に応じて支援額を決める。伊東を応援したいファンが５０００円の買い物をすれば、おおむね５００円が伊東に渡る仕組みだ。

　若手選手を支えたいという北沢社長は「互いが頑張ることがより大きな支援と、それによる成長につながっていけばと考える」と話した。

　伊東は世界選手権（１８日開幕・チェコ）代表で、トリノ五輪代表の伊藤とともに昨年末に土屋ホームを退社した。スポーツ用品店を暫定的な所属とし、活動資金を日立製作所から受けるが来季の見通しは立っていない。

　伊東の応援専用支店のＵＲＬは、第３世代の携帯電話から件名や本文を記入していないメールを００１１６０＠ｍｏｂｉｌｅｃｏｎｖｅｎｉ．ｊｐに、伊藤なら００１１６１＠ｍｏｂｉｌｅｃｏｎｖｅｎｉ．ｊｐまで送ると、返信される。