麻生総理が衆院予算委員会で「郵政民営化には賛成ではなかった」と発言したことについて、民主党の菅代表代行が「郵政選挙で当選した議員によって総理に選ばれており、自分自身の正当性を自ら否定した」と噛み付きました。
「小泉総理のもとに(郵政民営化には)賛成じゃありませんでしたんで、私の場合は。内閣の一員として郵政民営化ということになった。最終的には賛成しましたが」(麻生首相)
この麻生総理の発言について、民主党の菅代表代行は会見で「総理に選ばれた正当性を自ら否定した」と、次のように指摘しました。
「郵政選挙で当選した人によって総理に選ばれている。自分とは全く違う考え方で当選した人が大多数を占める自民党の衆院議員によって首班指名で選ばれたということでありますから、自分自身の正当性を自ら否定したことになる」(民主党 菅 直人 代表代行)
菅氏はこう述べた上で、「もう一度総選挙をやって総理に選んでもらえるのかどうかを、きちんとしなければならない」と、麻生総理に対し、衆院の早期解散を改めて求めました。(05日21:27)