2009年2月5日 19時52分更新
関西などで相次いでいるタクシーを狙った強盗事件を受けて、備前市では、タクシーの運転手らを対象にした訓練が行われました。
この訓練は、タクシーを狙った強盗事件が大阪や兵庫など関西を中心に相次いでいることから、備前警察署が開いたものです。
参加したのは、備前市と和気町の8つのタクシー会社の責任者や運転手ら合わせて12人で、犯人役に扮した警察官がタクシーに乗り込み、金を奪おうと運転手を脅したという想定で行われました。
訓練で、運転手は、車内で危険が起きていることを知らせるため、屋根に取り付けられたタクシーのランプを点滅させました。
そして、すぐに外に出られるようシートベルトを外すことや、羽交い絞めにされた場合は、犯人の指を1本、つかんでそり返し、ダメージを与えたすきに逃げることなど、対処の仕方を学んでいました。
警察によりますと、県内のタクシー会社では、運転席と後部座席との仕切り板の設置状況は4.9パーセントと、全国平均の50.5パーセントを大きく下回っているということです。